奈良国立博物館本館が、この夏、「なら仏像館」と名称を改めて
あらたにスタートします。
仏像の素晴らしさをより感じることが出来るように照明設備も一新され
開幕記念特別展として「至宝の仏像」展が 7/21~9/26に開催されます。
(※7/20までは全館休館中です。また9/27~10/8も休館です。)
特別展では、奈良博で寄託を受けている仏像や所蔵する仏像の中から
選りすぐった名品が一挙に公開されるとのこと。
これまで展示の機会がなかった仏像にもお出ましいただくそうで
初公開に近いものも少なくないとか。
調査研究により、これまで知られていなかった価値が見いだされたり
新たな位置づけが可能となった作品もあって
これは、非常に楽しみな展覧会です。
また今回の目玉として、東大寺法華堂の国宝・脱活乾漆金剛力士像が
出陳されます。もちろん寺外での公開は初めてのこと。
天平盛期を代表する忿怒尊の迫力を博物館の照明で
間近に堪能できるのですから、これもまた楽しみなことです。
「なら仏像館」での開幕記念特別展「至宝の仏像」展と同時開催の
「仏像修理100年」展(会場は東新館)では、宇治 平等院の
「雲中供養菩薩像」一体も、近代修理の一例として出陳されます。
あの可愛らしい雲中供養菩薩にお会いできるのも楽しみです♪
その他の出陳品一覧や、関連イベントなど、興味のある方は
奈良博のサイトでご確認下さいね。
その奈良博のサイトには・・・
今後「なら仏像館」はこれまで以上に仏像ファンの皆さんの聖地となり
奈良を旅する方々の必ず訪れるべき場所となるよう
展示の充実に努力してゆきます。ひとりでも多くの方に、
くりかえしご訪問いただくことを願ってやみません。
・・・と書かれています。こういう潔い宣言を読むと、ますます奈良博LOVEになります♡
奈良国立博物館では、7/31から8/15までの期間は
開館時間を19:00まで延長されています。(月曜日は休館です)
「全国光とあかり祭」(7/31~8/4)「なら燈花会」(8/4~8/14)
「東大寺万灯供養会」 「春日大社中元万燈籠」(8/15)
など、19:00から始まる夜の行事の前に、ちょっと仏像鑑賞なんて
奈良観光のエッセンスをいっぱい楽しめて素敵ですね。