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2016年2月23日火曜日

二月堂修二会2016*「注連撒きと注連縄張り」

「社参」のあと、二月堂鎮守の遠敷おにゅう社、飯道いいみち社で清められた注連縄が、堂童子によって撒かれる「注連撒き」が行なわれました。
堂童子さんから受けた注連は、童子さん達によって練行衆や行に関わる人達の家の門口にかけられて結界が張られ浄められます。
遠敷おにゅう社での注連撒き。
飯道いいみち社でも、勢いよく撒かれた注連縄を下で待つ童子さん達が地面に落とさないように受け取ります。この時、地面に落ちた注連縄は「塵」と称して使用されません。

「注連撒き」の後に行なわれるのが「注連縄張り」
こうして二月堂周辺に結界がはられ、清浄な場が保たれるのです。
紙垂しでと樒しきみをはさんだ注連縄。
神道で使われる紙垂と仏教で使われる樒が一つの注連縄に使われる修二会の注連縄は、その両方の要素を含んだ独特のものなのです。


この日、「塵」となった注連縄をいただいて帰りました。
(「ちゃんと期間中は精進潔斎するんだぞ」と童子さんから言われてしまいましたが)
裏参道の土壁からは逞しくも雑草が花を咲かせていました。
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「社参」を追っかけしている時は暖かに感じたのでしたが、「注連撒き」をじっと待っている時は足元から冷えてきて、つくづく奈良の底冷えの寒さを体感しました。
お水取りが始まっても奈良の底冷えは厳しいものがありますので、修二会にお出かけの際には、防寒に充分お気をつけてお出かけ下さいませ。