旧暦新年の初空の色＊

今日は旧暦の元日に当たるということで、偶然にも前日を休館日にしていましたので早朝より初空を拝みに出かけてみました。
6時15分、正倉院の森の向こうに星ひとつの群青色の空。

大仏池までくると、空の色にもうっすらと明るみが出て、山の向こうはもう夜が明けているのだと気が急いてきます。

大仏池から御蓋山を拝んで、春日野園地から飛火野までと急ぎます。

春日野園地も飛火野も芝一面に霜がおりて真っ白な足元に、頭上では刻一刻と変わる空の色。

7時前、いつもなら台所に立っている時間。まして1月1日の元日の朝なら尚のこと、時間を気にしながら朝食準備をしている時間帯なので、こうして旧暦新年でも初空を仰ぎ見ることができて、ようやくきりっとあらたまった気持ちになりました。

帰りに手向山八幡宮さんへ初詣。その後はいつもの二月堂さん。

朝陽が当たって奈良の街がきらきら輝いて見えました。
今年も佳き一年となりますように。

おまけの画像>>

手水に桶が浮かび、お松明の竹の奉納も始まりました。