2/3付けの毎日新聞奈良版、西山厚先生の「奈良の風に吹かれて」は、奈良倶楽部ご近所の五劫院さんの五劫思惟阿弥陀仏さまのお話でした。
こちらの阿弥陀さまは、その風貌から「アフロヘアの仏さま」と称されたり「可愛い」と言われたりしていますが、かつては法蔵という僧侶で、どうしたら全ての人を幸せにできるかと長い時間を考え悩んでいたためにすっかり髪の毛が伸びてしまったと言伝えられています。
五劫という時間をあの髪の毛の長さ多さで表しているわけで、可愛らしいだけではない「悩みの象徴」として、人間だった時の法蔵師の苦悩に想いを馳せると、今までと違った気持ちで阿弥陀如来さまに「ありがとうございます」と手を合わせることでしょう。
さて、まもなく 五劫院「五劫思惟阿弥陀仏」特別開扉が行なわれます。
2/12〜2/18 9:00~15:00※見学希望時間を要事前申込(0742-22-7694)