2月11日は山城松明講社の「竹送り」
仕事の合間に、転害門前での「お迎え式」にだけ行ってきました。
地元きたまちの「まちづくり研究会」「ナベカツ」「テンカツ」などが中心となっての転害門でのお迎え式は
おぜんざいのふるまいや太鼓の演奏などもあり、大勢の方で賑わって
ひとやすみの後は、また大勢の方たちの手によって
二月堂へと運ばれて行ったのでした。
「竹送り」とは・・・
二月堂修二会のお松明には、良質の竹の産地として知られる山城地方の竹が多く使われています。奈良へ向かう街道を通る旅人らがリレー式に運ぶ「竹送り」の風習によって、かつては山城から二月堂まで届けられていたと言われています。 「竹送り」は戦後に一時途絶えていたのですが、京田辺市の市民らが「山城松明講社」をつくり、1978年に復活させて今年で39回目となります。
毎年2月11日の早朝、京田辺の普賢寺地区から竹を掘り起こし、大御堂観音寺で奈良までの道中安全祈願をした後、奈良市奈良阪町までトラックで輸送。そこからは奈良市民も加わって、二月堂まで約4キロの道のりを竹を担いで運びます。その途中の転害門前では、奈良きたまちの有志によって、おぜんざいを振る舞ってのお迎え式が行なわれるのです。
数年ぶりに参加した「竹送り」のお迎え式で、今回初めて「山城松明講社」の賛助会員に入会いたしました。(年会費2000円)
以下の写真は、入会記念にいただいた絵葉書を写したものです。
多くの人の手によって運ばれていく寄進の竹。
まっすぐ長く均一の太さで整った、山城松明講の真竹は、12日の籠松明に選ばれることが多いです。