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2010年12月18日土曜日

「埒があく」


今まで知らなかった出来事も、身近な人から聞いたりすると
急に興味あるものに思えてくることってあります。
私の場合は、お客さまから教えていただいた話がそうだったりします。

今日もそんなお話*おん祭の「埒らち」についてです。

17日の「お旅所祭」を見学されたお客さまが
「お旅所に入る所の一番前で見ていたので、入口の柵に結んである白い紙を切られた時に、その白い紙をいただけたのですよ。」「その白い紙で結んだ柵を埒というそうですね。」と、お話されていました。

その貴重な白紙は、見せていただきそびれたので画像はありませんが、おん祭のサイトに「埒」の説明がありました。
それにもう一つ有名であるのは「金春の埒(ちち)あけ」と言われるもので柴の垣に結びつけた白紙を金春太夫がお旅所前で解いてから祭場へ入るというもので「埒があく」という言葉もこれからおこったと伝えられている。

ふむふむ。お旅所にお渡りの一行が到着して、お旅所祭を始める前にするのが「埒」をあけることなのですね。柵の真ん中に結ばれている白紙を切る役目は金春流お家元。
「埒があく」とか「埒があかない」という言葉も、これから起こっているのですね。こんなことを知ると、またいつかその場面を見てみたいと思うのでありました。




さて、おん祭も終わって気分は一気に年の瀬モードに・・・。
でも気持ちだけ焦ってまだ何もできてないという
・・・これも毎年の、我が家の年末どたばた風景です。
そんな時に限って、普段あまりしない読書の一気読みとか。
「永遠の0ゼロ・・・一日で読み終えてしまうくらい夢中になった。