餅飯殿センター街の中にある「大宿所」は
昔、おん祭を差配した大和国内の有力な士(大和士)たちが
精進潔斎する参籠所であったところです。
上の写真は14日に撮影。
15日の「大宿所祭」を前に準備万端整ったところです。
(12/14の準備風景の過去日記はこちらです。)
さて、15日。
大宿所の広間では甲冑や時代装束、御幣などがお披露目されています。
「恋笹」に吊るされた短冊に書かれている文字は
「逢ふ恋」「見る恋」「忍ふ恋」など。「恋」は「乞い」に通じ
若宮神は雨乞いの霊験もあらたかであったところから
「雨乞い」に関係があるのではとも言われています。
そういえば「和泉」など水に関係のある文字も見えます。
15日はこちらで「御湯立」神事も行われるのですが
神事を営まれる巫女さんの腰に巻かれた藁のサンバイコは
安産の霊験あらたかなりとお守りにされているのです。
ちょうど私がこちらに伺ったときは
2回目の「御湯立」神事が行われていて、たくさんの人、人、人で
身動きも取れないような状態でしたのであまり写真も取れず
この日にここでしか販売していないというお守りを買って
近くの「sankaku」さんでまったりして本日の任務完了でした。