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2012年10月21日日曜日

地域の防災訓練に参加*

今日は朝から地域の防災訓練がありました。
お客様の安心安全が第一の宿泊業でもありますので
教わったことを、ブログにもメモ的に記しておきたいと思います。

仕事の都合上 途中から参加したのですが、ちょうど救急救命訓練で
心肺蘇生法の実技訓練が始まったところでした。

倒れた人(傷病者)の呼吸を確認して「呼吸無し」の場合(呼吸の確認は10秒以内で)は、一にも二にもとにかく、ただちに「胸骨圧迫」を開始することが一番重要であるということ。
「胸骨圧迫」は強く(深さは5cm)/早く(1分間に100回)/絶え間なく(救急車到着までずっと続ける)/人工呼吸ができなくても「胸骨圧迫」は必ず続ける/老人で骨が折れる心配があってもすること。
指を写真のように組んで、下の手の平の手首に近い部位で真上から強く圧迫する。(押す人の位置は傷病者の真横で。)
人工呼吸ができる場合は、胸骨圧迫30回して人工呼吸2回を繰り返す。

AEDの使い方も教わりました。
奈良倶楽部ご近所の五劫院さんにはAEDが設置されているので
何かの時には使用法を知っておいた方がいいでしょう。
AEDはセットをした後は音声の指示通りにすればいいということがわかりました。こうして実際に使い方を見ておくと、緊急の時に違ってきますものね。

その後は運動場に出て、消化器の取扱いと消火訓練です。
消化器の取扱いは3つの動作のみ。
①まっすぐ上にピンを引く②ホースを持つ③レバーを引く
消化器で大事なのは・・・
火や炎にかけるのでなく、燃えているものそのものにかけること。
レバーを引くと15秒間出続けるのでできるだけ近くから出し続けること。初期消火(炎が天井につくまで)に消化器は有効であるが、それ以上の出火は消防車を呼び自身の安全を確保すること。

ちびっこ消防士による放水訓練などもあり

最後は日赤奉仕団による炊き出しの試食です。

このご飯は「ハイゼックス包装食」という
この特殊な透明袋にお米と水を入れて30分間の湯煎で作る非常食。
大鍋で作られた豚汁も美味しくて、地域の皆さんと
小学校の中庭の秋の陽射しの下でのんびりといただいたのですが
一方で、震災や台風で被災された方々が炊き出しの食事をされた時の気持ちを想像すると胸が痛んできます・・・。
防災は家族、近所、地域で協力してこそ、ですね。

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ところで・・・訓練会場の鼓阪小学校の黒板には
或る日、5年生は世界遺産見学、4年生は東大寺、2年生は公慶堂
また違う日には4年生の北山十八間戸・・・などのスケジュールが書き込まれていて。これは見学に行く予定なのか?地域の歴史に触れる勉強かな?・・・と(うちの子供達の時代には無かった)こんな出来事にちょっと興味津々なのでありました。