毎年10/5は東大寺鎮守、手向山八幡宮の祭礼「転害会てがいえ」です。
朝9:30より手向山八幡宮で本祭が行われ
その後11:30よりお旅所である転害門にて「転害会」が行われます。
2009年に「転害会」の祭礼が始まる前の準備中の時間帯に
転害門に行って様子を見て以来、3年ぶりに
今年は11:30からの神事を拝見しようと出かけました。
前にも書きましたが・・・
20年前に奈良に来た頃の「転害会」の記憶は、門の前に屋台が多く出て大変賑やかな祭礼だったこと。
だから、私の中では手向山八幡宮の神事である「転害会」は転害門前のお祭りという認識で。つい、こちらが祭礼の中心かと思ってしまってます。
昔は屋台がたくさん出ていて、そのうちに子供達も少なくなって
出ている屋台が2〜3軒になり、いつの間にか一軒もなくなって・・。
でも、ここ近年は本当にたくさんの人が見に来られるようになり
こんなに大勢来られるなら屋台を出店しても採算がとれるでしょうに
なんて、そんなことをつい思ってしまうのですが(笑)
ただ人出の多さで、今までこの日だけは一般の人も通り抜けできていた
国宝転害門に上れなくなりました。今年からそのようになったそうで
多分 今後も通り抜けはできないでしょうとのこと。
氏子として諸役をこなされていたご近所の方にお聞きしました。
神事の様子は人垣から腕を伸ばしてパチリ。(ピンぼけご容赦)
ところで人間の記憶は曖昧なもので
榊に幡が掛けられているこちら↓
3年前には無かったような・・・と思っていたのですが
写真を見たら、ちゃんとありましたね。
2009年の「転害会」では転害門に上って色々撮影させていただいています。今となっては貴重な写真ですね・・・。
4年に一度 付け替えられる転害門の注連縄は
来年(2013年)の秋分の日が付け替えの日になります。
(2009年の付け替えの様子はこちら。goutちゃんが出てくるよ)
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さて、この「転害会」に合わせて、東大寺では
勧進所の「八幡殿」と「阿弥陀堂」と「公慶堂」にて
「僧形八幡神坐像」と「五刧思惟阿弥陀如来坐像」と
「公慶上人坐像」の特別開扉が行われます。
また奈良倶楽部ご近所の五劫院でも、この日に合わせて
「五劫思惟阿弥陀如来像」が特別公開されています。
ちょうど、祈りの廻廊「現地特別講話」で
「五劫思惟像、かたちのひみつをさぐる」と題した講話が
五劫院で行なわれるので、申込み、お話を聞いてきました。
大変興味深い内容でしたので、またブログに書いてみたいと思います。(続く)
転害門前がこんなに賑わうなんて今日はめずらしいなぁ〜。