明日香村のキトラ古墳の極彩色壁画を保存・公開する施設「キトラ古墳壁画体験館 四神しじんの館」が9/24にオープンしましたので早速行ってきました。
「四神の館」は、墳丘の隣にあり、年4回程度、期間限定で壁画が公開されます。今回は、「四神」のうちの「白虎」と「朱雀」の他に、現存する世界最古の本格的な星図とされる「天文図」が初公開されています。
壁画見学は1日約700人限定で事前申込みが必要なのですが、申込み不要の展示スペースもあるので、とりあえずは、新しいもの見たさに出かけてみました。
当日、もし見学にキャンセルが出れば鑑賞できるということで、その場で申し込みをして待つこと十数分。ラッキーにも見学可能となりました。
過去に何度かキトラ古墳壁画は鑑賞しているのですが(過去記事→2009年/2010年/2014年)、初公開の「天文図」はいつか実物を見たいと願っていたので、本物の天文図を見れたことに鳥肌が立つくらい感動しました。(北斗七星など星座が確認できたことや、金箔が美しく残っていることに大感動!)
壁画鑑賞を終えてからは、ちょっと休憩スペースへ。通路を抜けると・・・
芝生の「四神の広場」へ。こちらではお弁当を食べたり遊んだりもできるということですが、真夏日のこの日はとてもそのような気持ちにならず、復元されたキトラ古墳が見える古墳鑑賞広場まで歩くこともできないくらいでした。
休憩スペースで一息ついた後は、もう一度展示室の方へ。
展示室は、キトラ古墳やキトラ古墳壁画を分かりやすく学べる施設で
実物大の石室模型が常設展示され、大型スクリーンで壁画を体感したり修復の経緯を学んだりもできるのです。写真撮影もOKでした。
今回公開されていた「白虎」↑と「朱雀」↓の映像を記念撮影。
1983年に壁画が発見されてから、劣化が進んだために2004年からのはぎ取り作業から修理に至る過程も紹介されており、壁画発見から今日に至るまでの苦労や努力などをよく感じ取ることができました。
「キトラ古墳壁画体験館 四神の館」
住所:奈良県高市郡明日香村阿部山67
開館時間:9:30~17:00(12月~2月は16:30閉館)
休館日:12月29日~1月3日
(キトラ古墳壁画保存管理施設は毎週水曜日閉室)
入館料:無料
駐車場:無料
問合せ:0744-54-5105