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2016年11月12日土曜日

「旅するぬいぐるみたち2016」

ぬいぐるみ作家・野原レンゲさんの「旅するぬいぐるみたち2016」
今年も「奈良町資料館」にて開催中です。(11/17まで)
9月に絵本の読み語りライブをされた「雀の発心」の物語。
ライブに行けなかったので、今回この物語が全て公開されていたのを、一枚一枚、夢中で読みました。
「雀の発心」は、息子を亡くして嘆き悲しむ雀の夫婦が、一度も死者を出したことのない家からケシの種を貰えば死者を蘇らせると聞いて、鳥たちの家を訪ねまわるのですが、やがてそんな家が一軒もないことに気付き、二羽は悲しみを背負いながらも力強く生きることを決意するという、切なくも美しい物語です。(出典「雀の発心絵巻」「仏法説話キサーゴータミーの物語」より)
物語の中に添えられた、倉橋みどりさん作の短詩がまた素晴らしくて、涙がとまりませんでした。
「森深く ずっとふたりで 生きてきた 逝ってお前は私になった」
「ありがとう どうしても君に伝えたい 出会ってくれて 愛してくれて」
この物語はまだ絵本になっていなくて、ポストカードを購入しました。
(ポストカードの売り上げの一部は、病気の子供たちにアートで笑顔を届ける活動をしている「スマイリングホスピタルジャパン」に寄付されるそうです。)

こちらは↑新作の「夕映えのキジタロウ」
その他に、昨年の作品展で拝見した「猫と鼠の御伽草子」の絵巻物や、空を駆けるドラゴンの絵を加えた「まほろばパンダ」や、パンダが仏像になった「みほとけパンダ」なども展示されています。
もちろん、野原レンゲさん制作のぬいぐるみも展示されていますよ。↑↓
悲しい物語をかかえた鳥たちですが、ぬいぐるみは色鮮やかでとてもかわいいのです。奈良町散策の折に、ぜひお立ち寄りくださいね。

「旅するぬいぐるみたち2016」

場所:奈良町資料館
期間:10月21日(金)〜11月17日(木)
時間:10:00〜16:00
入場無料
制作:ぬいぐるみ・野原レンゲ/写真・堀川宏幸/短詩・倉橋みどり/書・桃蹊