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2016年11月3日木曜日

お客さまとの交友録*交流録

正倉院展会期中の奈良倶楽部。今年も、毎年お越しのリピーターさんや、ほぼ毎月お越しの奈良大好きさん達で賑わって、忙しいながらも楽しく仕事をさせていただける充実した毎日を過ごしています。
そんな毎日の中で印象に残った出来事が幾つかありました。
「不空羂索観音菩薩像」を制作されている方からは、ブログの過去記事に書いた「法華堂須弥壇及び諸尊像の修理事業を記録したDVD」をお借りして光背の様子をよく見てみたいという申し出があり、東博で開催された東大寺展の図録と一緒に貸し出すことに。後日「随分参考になりました」と、制作途中の観音像の写真をいただきました。どこかで誰かの一助になっていると思うと嬉しいものがあり、観音像の完成を楽しみにしているところです。
こちらは、7月末に東京で公演された「おん祭」の神事と芸能のパンフレット。この公演をご覧になった、いつも正倉院展にお越しのお客様がチェックアウトの時に12月のご予約をして下さって、奈良の行事に興味を持っていただけたことも嬉しかったことでした。
そして、今年の正倉院展中の奈良倶楽部は意外にも「親子旅」の方が多いのです。娘さんが私と同年代のような母娘だったり、お母様が私と同年代のような母娘だったり。父娘旅の方もいらっしゃいました。嬉しかったのは、昨年お父様だけお泊りで、今年は娘さんもご一緒だったこと。ここなら一緒に誘ってもいいかもと思ってくださったことでした。
(奈良倶楽部のこじんまりとしたツインルームは親子の親しげな距離感にいいのかもと思ったりしています。)
写真は北海道からお越しの息子さんとの旅の方。母としてちょっと羨ましく、ご出発の後ろ姿を撮らせていただきました。

「またお邪魔しました」や「お久しぶりです」「ご無沙汰していました」・・・などのご挨拶もある、いつものお客様や、懐かしいお客様方との再会もこの時期のお楽しみであり、仕事の励みになっています。
ご宿泊いただいた皆様、どうもありがとうございました。