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2017年8月12日土曜日

ブログを始めて10年*

先月7/29はブログ「奈良倶楽部通信」を始めて10年めの日でした。
実はすっかりこのことを忘れていて、つい最近に思い出したのです。
そのままスルーしてもよかったのですが、やっぱり10年は節目かなと思い、ブログを通しての最近の交流などを綴ってみたいと思います。
一つは、4年前にイタリアトスカーナ地方を旅したブログ記事からの交流。(ブログ記事はこちら
結婚10周年記念旅行にトスカーナを旅しようと計画中の方から、春先にメールをいただいて、色々な質問に答えてのメールのやり取りが今も現在進行形で続いています。
つい先日も、間もなくご出発のわくわく感がこちらにも伝わってくるようなメールが届いて、自分も旅のお福分けいただいたような幸せ気分に浸っています。
宿泊のお客様ではなく見ず知らずの方ですが、ブログに書いていたからこそ検索されての交流でしょうか。
この方とのメールのやり取りで色々書いているうちに、旅先での楽しかった出来事を次々にまた思い出すことができ、旅は何度でも美味しいなぁと思ったのでした。

もう一つ、これは2年前にいただいたメールから。
この方も、検索して偶然に見つけたブログ記事「修二会の油はかり」から連絡があったのでした。
この記事中に出てくる「代々東大寺に出入りの油屋だった奈良倶楽部ご近所のMさん」の本家筋に当たる方からのご相談でした。
かいつまんで言うと、代々伝わる由緒ある大きな油壷を、家を処分するので何とかしたいのだが、奈良のどこかで引き取ってもらえるところをご存知ないかということでした。
私自身には、そのような伝手も情報もなく、途方に暮れるばかりでしたが、ひょっとしてこの人ならご存知かもと思うような友人知人に当たって、奇跡的な出会いがあったのです。
いつかこのことは詳しく記してみたいと思うのですが、それはまたいつかに致しまして、まだお会いしたこともないMさんとは、今でも時々メールのやり取りなどをしているのです。
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トップの画像は、二月堂功徳日にお参りした際に撮った一枚。
裏参道手前の大湯屋と百日紅です。
7月中は特別公開で大賑わいだった大湯屋も、また元の静けさを取り戻してゆっくりと時を刻んでいってます。傍には一本の百日紅の大木が存在感を放って夏空に映えていました。
いつもの東大寺境内の何気ない風景ですが、「たまにしか来られない奈良だけれど、普段の奈良の風景に出会える奈良倶楽部通信で、いつも奈良に想いを馳せています」と、おっしゃってくださるお客様もいらっしゃって、レンズの向こうに、あの方この方を思い巡らせてシャッターを押していることもあるのです。
そんなこんなのブログを通した交流も、細々と続けてきたからこその出会いやご縁、これからも大切にしていこうと思っています。
皆さま、いつもご愛読いただきどうもありがとうございます。感謝。