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2018年4月16日月曜日

保山さんの「ナラノヤエザクラ」

4/15、奈良女子大学記念館で「奈良八重桜の会」が主催するイベント「映像とピアノで愛でる桜」が開催されました。
今年の桜の早い開花に予想通り、当日はナラノヤエザクラが満開に!
開花を確認した4/10の火曜日に保山さんに「開花しました!」と連絡をして、それから翌日も翌々日も「このエリアのナラノヤエザクラ開花しています!」というように、桜の偵察隊をしておりました。
ご存知のようにナラノヤエザクラは、花が本当に小さくて葉陰に咲くことから、遠目に見るとあまり目立たないという特徴があります。その代わり、アップで写すととても可愛くて可憐で清楚なのですが・・・。
でも、あまりカメラマンには人気がないような桜なのかもしれません。
また、奈良公園内のナラノヤエザクラは、近年に植樹したものが多く、樹形も若いというか弱いような印象で、保山さんご自身もあまり食指が動かないようなご様子のようでした。
桜を撮影するということは、恋愛と同じです。
撮りたい!と思える桜に出会うまでカメラはカバンの中。
この春はナラノヤエザクラを撮影することにしたのですが、奈良公園周辺のナラノヤエザクラを見て回っても、恋愛対象となる一本とはなかなか出会えませんでした。
ですが、諦めかけていた今日、そのお相手と偶然に出会ったのです。
探していると見つからない、探すのをやめた時、その桜は目の前で可愛らしい花をたわわに咲かせていました。
明日、そのナラノヤエザクラと向き合います。
(保山さんのフェイスブックの投稿より)
上映会前々日に撮りたい!と思えるナラノヤエザクラに出会って、早朝から日没まで撮影されて、編集、そして上映会当日を迎えました。
どのように撮影されて編集されたのか、その美しい桜にスクリーンの中で出会うのを楽しみに、ワクワクドキドキしながら、私たちも会場へ。
(あ、奈良女子大学構内には雄鹿が集団で暮らしていますよ↑)
会場となる記念館の建物も美しく
奏でられる「百年ピアノ」も美しく
素晴らしい桜の映像に感激のひとときでした。
以下は、当日4/15の夜に感動覚めやらぬままにFBに投稿した文章です。また編集し直すと感動をお伝えできないかもしれないので、そのままコピペしておきますね。
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奈良女子大学記念館で保山耕一さんの「ナラノヤエザクラ」「やまとのさくら」「ふたりのさくら」の映像上映が、「奈良八重桜の会」主催イベントとしてありました。
保山さんが撮影されたナラノヤエザクラは、どこまでも可憐で清楚。
ナラノヤエザクラを形容する「可憐で清楚」という二つの言葉がありきたりな表現でなく、この言葉を心の底から最大の賛辞として送りたくなるような、なんとも愛らしくて可愛くて、それでいて品のある桜の姿。
10分弱ほどの映像でしたが、いつまでももっともっと見ていたいような映像作品で、あんなにキューンとなれるナラノヤエザクラを撮影して下さって、本当にどうもありがとうございました。
氷室神社のナラノヤエザクラとの出会いも天の采配のような奇跡の出来事のように思いました。
実は今までにも時々、保山さんの作品に奇跡のような神様の思し召しを感じることがあったのですが、きっとその奇跡を呼び起こせるような、細心の準備や最後まで妥協しないで真摯に撮影に向き合っておられる姿などから、それは神様からのご褒美なのではと感じておりました。
もっと大きく言えば、保山さんを通して私達も神様からのプレゼントを受け取っているのかもしれません。この世界はこんなにも美しさ満ちているんだよというプレゼントを。
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ブログ内のナラノヤエザクラの写真は全て奈良女子大学構内で4/15に撮影したものです。