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2018年8月24日金曜日

南ドイツ*旅の思い出②ヘルマンヘッセゆかりの観光地

南ドイツをレンタカーで観光地巡りの記録++
出発前に、シュトゥットガルトに所縁の作家・ヘルマンヘッセの「車輪の下」を読み直した夫の希望で、ヘッセに関連の深いところを何箇所か回りました。
「ヘッセの生誕地カルフ」
ヘッセの生家も今は洋服屋さんに・・・。

可愛い木組みの家が並ぶマルクト広場。
ニコラス橋とその橋の真ん中にはヘッセの等身大の像。
「車輪の下」に出てくるところが実際にあって、読者は大興奮しておりましたが。
さて、ヘッセ博物館では音声ガイドを特に何も思わず借りたのでしたが、これがすごい優れものでした。
この後に訪れた観光名所でも当たり前のように音声ガイドが用意されていて、言葉の分からない外国人としては大変助かりましたが、そのシステムがまたよくできているのです。
ある展示室に入ると、その部屋の概要が勝手に流れるようになっています。その後、展示品についている番号を押すと、その展示に関するより詳しい情報がアナウンスされるようになっているのです。
私の知る限りでは、この音声ガイドを借りるために別料金を払ったようではなかったと思います。料金に含まれていて、各国の言語に対応されていて素晴らしいシステムだと思いました。(日本では果たしてどうなのだろうと・・・つい観光業者の目で見てしまうのでしたが)

「黒い森」
ここも夫の希望で。でもあいにくの悪天候で黒い森を車で抜けただけとなりました。写真は途中休憩で立ち寄ったところの湖。

「マウルブロウ修道院」
世界遺産「マウルブロン修道院」へ。
ここはヘルマンヘッセも学んだ神学校を併設する修道院で、12世紀頃に建てられた、建築的にも見所の多いところ。
修道院の周りの、レストランや市庁舎など、今でも現役で使われている建物も、この修道院で使われていた建物だそう。↓

さてこちらでも、インフォメーションセンターで日本語のイヤホンガイドを借りて、とても詳しく丁寧に説明を聞きながら見学することができました。
そんな説明から得た豆知識ですが・・・当時、修道院に暮らす人々は「修道士」と「平修道士」の2種類に分かれていて「修道士」はひたすら神に祈りを捧げ、「平修道士」は肉体労働をこなし、それぞれの生活スペースは、寝る場所も、祈る場所も、ごはんを食べる場所も、すべて別々になっていたそうなんです。
そんな、ちょっとした豆知識も盛り込まれたイヤホンガイド。お堅くないところがいいですね。