奈良倶楽部でも取り扱っています散華ポストカード。
その散華の原画展がただ今、奈良町の「ギャラリーたちばな」で
開催中です。
(※ギャラリー内の写真撮影と写真のブログ掲載は許可を得ています。)
原画の出展作家さんは
大矢十四彦、川瀬麿士、重岡良子、渡辺章雄 各先生方。
美術散華保存会の元で制作される散華のほとんどは
高取町の岡村印刷工業で作製されたもので
その印刷技術の高さは世界一ではないかと常々思っているのですが
(印刷されたポストカードを見ていつも美しいなとうっとり。)
でも、やっぱり原画のパワーは違いました!当たり前ですよね。
岩絵具を何度も重ねて塗られた原画には、立体感というか
色の奥行き感が細部の隅々まで行き渡って表現されていて
「見に来てよかった」と、ものすごく満足しました。
ポストカードになった散華と原画では大きさが違っていたのも驚き。
また、まだポストカード化されていない原画も展示されていました。
重岡先生の「萩」と「ホタルブクロ」です。
季節柄、商品化されるのはまだもう少し先でしょうか。
2階のギャラリースペースから1階のカフェスペースに移って
美味しいお茶と、お重の中の美しい和菓子を一ついただきました。
「日本画による美術散華原画展」
会場:ギャラリーたちばな
tel:0742-31-6439
会期:2/13(日)まで
休廊日:2/9(水)
時間:11:00〜18:00(最終日は16:30まで)
参考までに:
美術散華保存会のサイトはこちら★
奈良倶楽部通信内「美術散華」のページはこちら★と★
岡村印刷工業内「車木工房」訪問のブログ内記事はこちら★
そして耳寄り情報:
東大寺本坊の襖絵を手がけた小泉淳作画伯の版画展が
今年の初夏〜夏頃(はっきりとした日にちは未定)に
ギャラリーたちばなで開催されるということです。
車木工房に小泉淳作画伯の版画がありましたものね。
奈良倶楽部でも新作ポストカードがたくさん届いていますので
次回は新作散華を少しご紹介いたします。(続く)