早咲きの桜から、一番最後に咲く奈良八重桜ナラノヤエザクラまで、今年も東大寺境内の桜を追っかけていこうと思います。
まずは境内の一番桜から・・・
奈良の一番桜といえば氷室神社のしだれ桜が有名ですが、実は東大寺境内にも、氷室神社のしだれ桜と同じくらい早く咲く桜があるのですよ。それは・・・
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講堂跡の南側に2本、もう五分咲きの桜あり!
2本のうちの西側の桜↑↓は、葉が花と一緒に出ているので山桜系かな?と、観察にこられていた方がお話されていました。
こちらは2本のうちの東側の桜↑↓で、葉が出ていないので、もう一本の桜と同じ品種ではないようですね。
桜の品種や名前はむつかしくてよくわからないのですが・・・
どちらにしても「ソメイヨシノだけが桜ではないよ」「ソメイヨシノよりも先に咲く桜も遅くに咲く桜も奈良にはあるんだよ」と、今年も奈良公園の桜自慢をしてまいります。
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東大寺境内にはしだれ桜も何か所かにあって、今日はそちらもチェックしてまいりました。
三月堂のすぐ前にも↑
上之坊の前にも↓
どちらも蕾ふくらみかけというところでしょうか。氷室神社のしだれ桜が三分咲きなので、こちらの方がちょっと遅いようですね。
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もちろん、東大寺境内にもソメイヨシノはたくさんあるのです。
大湯屋の前から二月堂を望むところにも
ソメイヨシノも蕾ふくらみかけですね。
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大湯屋のところといえば・・・桜ではないのですが
楓の新芽はこんなに綺麗な紅い色をしているのですね。
そして同じく大湯屋のところの銀杏の木にも
新芽がにょきにょき!
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不動堂横の白木蓮も気になり見に行ってきました。
こちらの木蓮はまだ蕾が多かったのですが、大きな木の枝先には、いっぱいいっぱい花が開いていました。
もうあと少しでぜーんぶ満開になりそうですね。
そしてそして、その白木蓮のそばに見つけたこの花木は何?
早速、植物の名前に詳しいリピーターさんにメールで尋ねてみると「イヌガシ」ですとお返事をいただきました。(N様ありがとうございました)
遠目には実かな?と思っていたのですが、小さな花が密集しています。
まだまだ知らない植物もいっぱいあって、お花の咲いている時しか気がつかなかったりもするので、こんな発見がまた楽しいのでした。
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「奈良の花便り」というラベルながら、桜の時期は奈良倶楽部も忙しく、往復1時間半ほどの東大寺境内の中の花便りが多くなります。
桜シーズン終了までどうぞお付き合いくださいませ。
(次回は4/3に散策予定です。)