とうとう今月末でその役割を終える「奈良少年刑務所」。
建物を長年にわたり愛し、保存を要望してくれた地域住民に感謝の気持ちを表そうと、設計者の孫でジャズピアニストの山下洋輔さんが構内でお別れの演奏会を開かれました。
近隣自治会住人が招待を受け、我が家は山下さんの大ファンの夫が参加させていただきました。当日は写真撮影OKで、ブログの写真は夫撮影のものです。
山下家に伝わるこの羽織は、ひょっとすると祖父の啓次郎氏も着てらっしゃったかもしれないもの。お兄様より、当日これを着て演奏するようにと渡されたそうです。
3月11日 朝10時より、青空の下、野外での演奏会。
曲目は「ゆずり葉の頃」や、奈良をイメージした「やわらぎ」、「ラプソディ・イン・ブルー」「おじいさんの古時計」など数曲。素晴らしいコンサートだったと、夫も興奮して話していました。
コンサート終了後は刑務所内を見学させていただけたようで、撮ってきた数少ない写真の中から少しアップしておきます。
3月末で閉鎖になって、その後2019年から史料館などとして再利用される少年刑務所。5月には事業者が決定する予定で、今後の展開に目が離せないところです。いい方向に展開しますように!
当日、取材に来られていた江川紹子さんの記事【文化遺産となった美しい刑務所~設計者の孫・山下洋輔さんに聴く】がYahoo!ニュースに掲載されています。→こちら★