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2011年6月9日木曜日

「骨董チョガッポ」展と京都あちこち*

京都の「川口美術」さんより美しい案内状が届いて
楽しみにしていた「骨董チョガッポ」展へ行ってきました。

奈良倶楽部も川口さんも2003年にポジャギの作品展を催しているのですが、私が川口さんを知ったのは、その作品展以降です。奈良倶楽部のインテリアをポジャギ中心に替えていった頃で、それに合うような韓国の骨董や簞笥などをこちらで揃えたり、目を肥やすために何度かお伺いするようになりました。
今回は2003年の作品展以降に新たに集めたもの、特に麻や苧麻素材に絞って60点ものチョガッポが並ぶというのです。

少しでもチョガッポの美しさ、用の美を感じていただきたく、川口さんに無理をお願いして写真撮影とブログ掲載の許可をいただきました。
外からガラス越しに。
韓国の美意識はシンプルで無駄が無く、それでいて温かなぬくもりがあるといつも思います。
もう山帰来!ディスプレイで活けてある花を見るのも楽しみです。

60点ものチョガッポは2階スペースに圧巻の展示がされていました。
素晴らしい!
使い込まれたチョガッポの味わい深さも何ともいえませんが
生活に必要な道具でありながら、名もなき女性達によって生み出された布の配色やデザインが今も「用の美」として、見る者の心を奪います。
光を透かして見て、どれ一つ同じ形はなくただただ見惚れてばかり。
藍染めや墨染め、柿渋染めなど自然の色は飽きない美しさです。
※写真撮影とブログ掲載は許可を得ています。

川口美術 「骨董チョガッポ」展

住 所 京都市左京区下鴨東通河合橋西詰上ル
電 話  075-781-3511
日 時 2011年6月8日(水)~19日(日)
時 間 11:00~18:00  会期中無休

その他にあちこち行った所は・・・
「李青」さんでビビンバ。
 「糺の森」を歩いたり
KAFE工船でお茶したり、恵文社にも足を運んだり。そして・・・

しをんさんも同じ日に行ってらっしゃったのね。

「花 未草ひつじくさ」2階ギャラリー「室shitu」で
開催中の「匣・筥 ・箱 ハコ 遊茶展」も楽しみに伺ったところ。
抹茶・煎茶の「茶の箱」に組まれた道具の取り合わせがまた見事!
時代も素材も違う古今東西の道具達が奏でるハーモニーを心地よく拝見させていただきました。(それにしてもそれぞれ単品で販売されていて、初日にほとんどが売約済みとなったというのがまたすごい。)