つい4日前に咲き出したばかりの「奈良九重桜」が満開でした。
上の写真は東大寺上之坊前にある2本の「奈良九重桜」のうち四月堂寄りの同じ桜です。背景の白壁を上之坊と開山堂と位置を変えて撮影。
そして下の写真↓は鼓阪小学校前の「奈良九重桜」
わざと花の裏側から「萼がく」を撮っています。
「奈良九重桜」の萼は10枚。そのうち5枚は大きく
その5枚の間に小さい萼が入って合計10枚になっています。
このような萼を「副萼」といい、このような副萼があるのは
「奈良九重桜」だけなのだそうです。
ちなみに同じ場所に咲く「奈良八重桜」の萼を
昨年の写真から見てみましょう。↓
副萼がなく5枚のシンプルな萼ですね。
花の様子がよく似ているので、咲く時期がもし同じなら
見分けがつきにくいナラノココノエザクラとナラノヤエザクラですが
裏側を見れば一目瞭然ですね!
ちなみにナラノココノエザクラはヤマザクラが重弁化したもの
ナラノヤエザクラはカスミザクラが重弁化したものです。
(講堂跡や戒壇院前にはナラノヤエザクラと同じ時期にカスミザクラが咲きます。→昨年のブログの最後の方に写真を載せています)
また両方に共通するのが雌しべの数で、1-〜2本あるのです。
落花していたナラノココノエザクラをアップで撮ってみると↑
雌しべが2本あった!
・・・と、こんな豆知識を
「奈良公園自然史の会」K様に詳しく教えていただきました。
(「きたまち奈良八重桜巡り」イベント当日も「奈良公園自然史の会」メンバーの方がご一緒して下さいます。)
さて蘊蓄はここまでにして
満開の美しい「奈良九重桜」をもう少しお楽しみください++