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2012年5月26日土曜日

博物館で吉祥天女像*

浄瑠璃寺の吉祥天女立像をどうしても博物館で拝見したくて
奈良国立博物館「貞慶」展、3度目の鑑賞です。

浄瑠璃寺ではもう何度も拝観している吉祥天女さまですが
博物館という空間で、その仏様の美しさを最大限に引き出す工夫がなされた照明の下、真っ正面からだけでなく側面からも背面からも360度拝見できる機会は、そうそうありません。
会期終了前日に大慌てで仕事の合間に駆けつけましたが、その甲斐はありました!本当に美しくてうっとり!

今までお寺では暗くてよく見えなかったのでしたが
彩色の保存状態がとても良くて、装身具も金属製を使わず木製彩色。
截金をほとんど用いずに、同系統の色を淡色から濃色に並べる暈繝うんげん彩色を多用した紋様が、豊満でふくよかさな美しさをより一層際立たせていて、立ち去り難い程の素晴らしさでした。
会期は明日5/27まで。詳細は奈良博のサイトでご覧下さい。
トップの画像は博物館の池に咲いていた睡蓮の花。
吉祥天女立像の写真は図録より写したものです。