部屋のベランダからも見える丘の向こうの、小さな美しい街です。
この街に美味しいアイスクリームのお店があると教えてもらって
早速行ってみることに・・・
広場の周りの一角にあって、すぐにわかりました。
(2日続けて来たほど、ホント美味しかった♫)
モンテスペルトリ・・・日本ではあまり知られていない街ですが、一年に一度、毎年5月末から6月にかかる土日に催されるワイン祭は、国内外からワイン愛好家が集う楽しいお祭でとても賑やかなのだそうです。
私たちが訪れた時間帯はあまり人通りもなく、古い街にありがちな成熟した気配が漂っていたのですが、よく見るとおもちゃ屋さんや子供服のお店が何軒かあって、子供連れの家族も多く住んでいる街のようです。旅に出て、そこに住む人の暮らしぶりが見えると、ちょっと親近感が増したりします。
街の歴史は14世紀後半から・・・中世の面影もそこかしこに残る雰囲気のある街でした。
時計と方位磁針のある建物。風見鶏も可愛い。
この通りの向こうにはトスカーナの丘陵地帯が見えるのです。
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もう一カ所、訪れたのはポッピアーノという小さな街。
こちらへは「訪れた」というよりは、サン・ジミニャーノへの道中に「立ち寄った」という感じなのですが、観光ガイド本にも載らないような名前も知らない小さな街に、素敵なお城が。
ポッピアーノ城です。西暦1000年頃に建てられたそうです。
ちょっと中庭を覗いてみました↓
帰国してから、宿泊したアグリ「Le Mandrie」の奥様とのメールのやり取りで教えていただいたのですが、このお城には、フィレンツェの名門 グィッチャルディーニ家(フィレンツェの中心部 ピッティ宮殿の前の通りの名前にもなっている)の伯爵夫妻が今も住んでいらっしゃって、ポッピアーノの街の廻りの家、土地をアーティストに開放というか、安い家賃で貸しているので、たくさんの芸術家がこの街には住んでいるのだそうです。
そして実は、このお城がキャンティ・コッリ・フィオレンティーニ地区の12世紀から続くワイナリーだということも後で知ったのでした。
(街の廻りの芸術家たちの住んでいる辺りを、もっと探索すればよかったなぁ)
ガイドブックに載っていないような小さな街でしたが
風格ある佇まいにイタリアならではの歴史を感じるのでした。
楽しかった旅を思い出して、まだまだ余韻に浸っています。
ブログの旅日記ももう少し続きます。
ぼちぼちゆっくりめのアップですがどうぞお付き合いください。