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2013年7月21日日曜日

イタリア旅日記④〜塔の町サン・ジミニャーノ

中世情緒あふれる町並みとそこにそびえる塔の群れ。
「美しい塔の町」と呼ばれるサン・ジミニャーノへも行ってきました。
かつて町の貴族達の冨と権力の象徴として空に高くそびえていた塔。
最盛期には70を超えた塔も今は14となり
歴史のドラマから忘れられたようにひっそりと立っています。
周りを城壁に囲まれたこの街は南北1km、東西500mほどのこじんまりとした大きさで、中心を走る通りに沿って見どころが続き、ぶらぶら歩いて観光しやすい街でした。
メイン通りには土産物屋が続いて大勢の観光客がひしめいていましたが
一歩通りをはずれると、歩いている人も少なくて、静かな佇まい。
でも、どこを見ても絵になる風景ばかりです。
あースケッチブックを持てくればよかった!と悔やむくらい
絵心が刺激されそうな描いてみたい町並みが続きます。
あまりにも静かで人の気配がないので、ちょっと不思議に思いながら歩いて行くと・・・
洗濯物が干してある家を見つけてほーっと。↓
でも1階はベビー服のお店、その店の正面に洗濯物って??
干してあるのもベビー服ばかりだから、ひょっとしてこれはオブジェか?と近づいて見ると色褪せて着古した洗濯物ばかりで。日本との感覚の違いを見つけたひとときでした。
色んな通りを歩きながら、城壁の突き当たり近くにある教会まできました。ここには15世紀の色鮮やかなフレスコ画があるらしいのですが、この日は閉まっていて残念ながら見学できませんでした。↓
街の中心部、7つの塔に囲まれたドゥモーオ広場まで戻って、市立美術館やダンテが演説をした部屋もあるポポロ宮↓へ入ってみましょう。ここにはたくさんのフレスコ画が飾られています。
美術館を見学してから、ポポロ宮の高さ54mの塔にも登りました。
 四角い塔の途中から見たサン・ジミニャーノの町並み。
街の建物はみんな同じように統一されていて、それだからこそ
街の品格や風格が保たれているのだなぁと実感しました。
てっぺんから見たトスカーナの風景は絶景かな。
I phoneでパノラマ撮影も♫
向こうに見えるのは新興住宅地です。↓
古い建物と同じように統一された造りで、すごく考えて街のグランドデザインをしているのだと感じ入りました。
建物の外に出たところのフレスコ画。

<<おまけの画像>>
サン・ジミニャーノでのお昼は、ボリュームたっぷりサラダでした。
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世界遺産の街サン・ジミニャーノは、街がまるまる中世の歴史遺産で、街の基幹産業としての観光をきちんとデザインしているという印象。
街並みを美しく保つことの大切さに学ぶこと多いですね。