奈良市写真美術館へ入江泰吉の「お水取り」展を見に行ってきました。
「十二人目の練行衆」と呼ばれた写真家・入江泰吉。
戦後郷里の奈良に引き揚げた翌年の昭和21年に再び二月堂の鐘の音を聞いたとき、その音に引かれるようにしてお水取りに参籠したといいます。入江はその日から取材を始め、毎年欠かさず30余年にわたり行法の一部始終を見つめてきました。練行衆と同じ時間、同じ世界に籠もり、同じ心で行法のすべてを記録してきた入江の姿は、もう一人の練行衆に見えたのでしょう。(写真美術館HPより)
(チラシ表面)
今回の写真展では、入江が30年以上にわたって撮りためた100枚以上のお水取りの写真が展示されています。
(チラシ裏面)
特に、修二会の本行(3/1~3/14)に向けて準備や精進潔斎をする別火坊での前行(2/20~2/末日)の様子を捉えた写真も多く、練行衆の日常や行を支える人々の舞台裏まで窺い知ることができます。また3/15の満行までの行法の様子が時系列でわかりやすく展示されていて、修二会初心者の方もよく理解でき、またご存知の方にも興味深い写真が多く展示されていました。
2/8(土)からは奈良国立博物館でも「お水取り展」が開催されます。
こちらの会期も3/16までです。お水取りにお越しの際に併せてご覧いただければ、より修二会についてわかりやすいのではないでしょうか。
入江泰吉「お水取り」展
会場:奈良市写真美術館
会期:3/16(日)まで
開催時間:9:30〜17:00(入館は16:30まで)
休館日:月曜日
<<おまけの画像>>
写真美術館駐車場方面から見た、雨に煙る高円山。
ズームで見ると・・・
そして「ならら」最新号は修二会特集。
読み始めているうちにスイッチが入ってきました^^
お水取り期間中はかなりハードだけれど、夜の聴聞にも出かけたいし・・・ということで今のうちにウォーミングアップして体力気力を養っておかなければ!