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2018年10月11日木曜日

興福寺中金堂再建落慶記念慶讃行事

興福寺中金堂再建落慶記念慶讃行事の
10/9「言祝ぎ見仏トークin興福寺」と
10/10「音色ではじめる新たな歴史」に
お客様から招待券をいただいて伺ってきました。
みうらじゅんさんといとうせいこうさんの「言祝ぎ見仏トークin興福寺」は、初めて生でお二人のトークを聞いて、大笑いしたり感心したり感動したりの 楽しくも熱くて濃い2時間でした。
でも何より、この日に初めて目にした中金堂のあまりの美しさに、心からの祝福の気持ちと、今日ここに来れたことに感謝の気持ちでいっぱいになりました。
トーク開始前の18:15まで中金堂を参拝することができます。
ちょうど17:30頃の夕陽が沈む直前の中金堂。
照陽、落陽、残照……夕陽に荘厳された中金堂の威容に圧倒され、その美しさに息をのみ。
夕焼けの中に南円堂、そして照る陽を受けて輝く五重塔。
中金堂は、10/20から一般公開が始まりますが、夕焼けの頃にお参りされるのもいいのではと思います。ちなみに11/11までは「夜間拝観とライトアップ」(17:30~20:00)も行われます。
当日のトークイベントの様子は「朝日新聞デジタル」に詳しいのですが、中でも、スクリーンを使って中金堂内の諸仏の映像を感想を交えながら紹介していただけたことがよかったです。
先ほど参拝した時に気が付かなかったことなどもあり、明日またもう一度しっかり拝観させていただこうと思ったのです。
みうらさんが小学生時代に作った「仏像スクラップブック」にもびっくりでした。面白おかしく紹介されたけれど、小学4年でこのマニアックぶり!半世紀前の興福寺の仏像の写真や拝観券、国宝館の仏像配置図や、諸堂それぞれの感想などにも感心したり感動したり。
そして最後は、展覧会の内覧会で実施されるテープカットに参加するのが「マイブーム」というお二人のテープカット場面(この場面のみ写真撮影可でした)なのですが、その前に・・・
おふたりのサイン入り色紙やバッグが、勝ち抜きじゃんけんで当たることになり、約2000人の聴衆から最後は12人が勝ち進んで・・・
見事にget!
こんなこと生まれて初めてで本人が一番驚いていますが
周りの方達に写真撮影されて、脚光を浴びたり
何とも嬉しい出来事、いただいたご縁に感謝です。
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翌日は「音色ではじめる新たな歴史」という木住野佳子さんのピアノと川井侑子さんのバイオリンのコンサートに。
リハーサル中はかなりの雨でしたが、コンサートが始まる前に雨も上がって、この日も素晴らしい夜でした。
コンサートの前に、中金堂参拝。前日にお聞きしたみうらさん達の解説を思い出してゆっくりと参拝しました。
雨は上がりましたが、だ太鼓には覆いが掛けられ演奏もテントの中で
ジャズピアノの名手、木住野佳子トリオの軽快なリズム。そして川井郁子さんの優美なヴァイオリンと尺八・琵琶の和洋コラボ。
それにしてもお二人とも最高にカッコよくて素晴らしくて、帰宅してからも興奮覚めやらずでした。
何より、特別な空間で、ご本人たちが心より楽しんでらっしゃるのが伝わって、奉納コンサートの醍醐味も観客として堪能しました。
演奏の間のお話の中で、川井さんのヴァイオリンが303年前につくられたStradivariusだと知り、中金堂の再建が301年ぶりという、奇しくも300年という時間の偶然に鳥肌が立っておりました。
もし雨がやんでなかったら、川井さんはもう一つのヴァイオリンで演奏されていたそうなので、Stradivariusの素晴らしい音色を聴くことができて幸せでした。ありがとうございました。
写真はすべて、コンサートの前と終了後に撮影してものです。
余談ですが、川井さんの話し方がとても美しくて魅力的で、見仏トークのお二人についでこの方もすっかりファンになってしまいました♡