2010年5月12日水曜日
あしびの思い出
雑誌『いきいき』に掲載中の清川妙先生の随筆「清川妙の徒然草」
6月号は「あしびの花ざかりに」というお話です。
この随筆のために3月の終わり頃、奈良に取材に来られた先生。
清川先生をご案内された『あかい奈良』編集長倉橋みどりさんの
ご紹介で、この日は奈良倶楽部にご宿泊をいただきました。
そしてつい先日、倉橋さんが
「奈良倶楽部のこと、たくさん書いて下さってますよ〜」と
『いきいき』6月号をお持ち下さったのですが・・・。
ここで、中々うまく自分のことを紹介することができません。
(奥ゆかしいとかじゃなくて自意識過剰で勝手に照れているだけなのですが^^)
奈良倶楽部のことはさておき、徒然草の中のお話とともに紡がれた
清川先生の文章がとても美しく瑞々しい感性でしっとりと心に響きます。
同じように瑞々しい感性で、日々のできごとを美しい言葉で綴られる
『まほろば・・・つれづれ日記」のしをんさんに、このお話を
しましたら「じゃ、私が紹介してあげるよ」と・・・。
そして本日、過分な言葉で紹介していただきましたので
少しだけ文章をお借りしてここに転載させていただきます。
『まほろば・・・つれづれ日記』”ピンクのあしび”より
掲載されたエッセイ「清川妙さんの徒然草」には、
清川さんが若き日に過された奈良で出会った恩師との思い出が、
徒然草の一文とともに綴られ、そして今年の春“花ざかりのあしび”を求めて
奈良を旅をされたことを語っていらっしゃいます。
残念ながら、清川さんの“花ざかりのあしび”を見たいという願いは
今回の奈良の旅では叶いませんでしたが
奈良倶楽部さんの引き出しの中から取り出された
“浄瑠璃寺のピンクのあしび”との出会いが、
あらたな喜びになったと締めくくられていました。
会話のなかで交わすさりげない一言。
奈良倶楽部さんの“引き出しの中”から取り出されたその一言が
清川さんの琴線にふれ、恩師との思い出に帰る旅を
より深く楽しいものにしていったのでしょう。
清川妙さんの美しい文章にも、とても心ひかれましたし
エッセイの中に奈良倶楽部さんが登場されたこともとても嬉しくて
ここでご紹介させていただきました。
・・・・・しをんさん、
素敵にご紹介していただきどうもありがとうございました。
::
清川先生の”あしびの花吹雪”のような思い出ではないのですが
奈良倶楽部にも、あしびの花にまつわる思い出があるのです。
開業当時のロゴマークには、ピンクのあしびがあしらわれていました。
奈良に住んで、ピンクのあしびの花を見つけるたびに
このデザインを決めた時の情景が浮かんできて
開業前の不安だった気持ちや一生懸命なひたむきさなども
思い出されて、少々懐かしい気持ちになるのでした・・・。
ピンクのあしびの花の思い出 ・・・
89歳で今なお素敵に輝いてらっしゃる清川先生にお会いして
これからは、前向きに明るく楽しく生きていくことの
素晴らしさを思い描くことでしょう。
ご縁をいただきましたこと、ありがとうございました。