ちょうど「在原業平朝臣画像」も公開されていることだし・・・と
お買い物途中にちょっと立ち寄ってきました。
満開の黄菖蒲と杜若。少しだけ咲き残っていたツツジと。
こちらのお寺も一昨日に訪れた璉珹寺と同じように
30分もあれば充分見て回れる小さなお寺でしたが、
同じように、境内の庭には色々な花が植えられて
季節ごとに彩りを添えています。
淡いピンク色をした谷空木(タニウツギ)はちょうど今が見頃。
エニシダはもう終わりかけ。↑
大手鞠や野アザミなどもあって
5/28~5/30に特別公開される多宝塔と青楓。
季節によっては、レンギョウや睡蓮、業平椿なども楽しめます。
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不退寺は、平安遷都の後に、平城京をなつかしむ平城上皇が
都を再び平城京に戻すことを画策されたが成功せず
都を逃れてこの地に萱御所を営み、上皇の崩御後、皇子阿保親王と
在原業平が後を引き縦ぎ、847年に業平自らが聖観音像を刻んで
開基したのが始まりとされています。別名「業平寺」。
本堂は大仏様式の最後の形を保ち、室町時代に建立されました。
ご本尊の聖観音立像(重文)は業平の作と伝えられています。
極彩色の装飾が剥がれ落ちて白い彩色と木肌が入り混じって見え
ふくよかなお顔立ちが官能的にも感じられるのですが、
頭の両脇の大きなリボンのような飾りが可愛いいので
何だか不思議な魅力を感じる観音さまでした。
観音さまの写真はこちらでご覧いただけます。
(不退寺の拝観に関する詳細も記載されてます。)
大きなお寺もいいのですが、少し鄙びた小さなお寺を
季節の花の時期に訪れて愛でるのもまたいいものですね。
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今週から来週にご予約をいただいているお客さま方より
「ちょうど見頃のお花を教えてください」というお尋ねが
重なってありましたので、自分自身も楽しみながら
近場の「花の寺」を見てまわろうと思ってます。
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ところで、般若寺の新しくなったサイトでは
境内に咲くお花の様子を、サイト内の『般若寺便り』で、
日々更新してお知らせされています。
早咲きコスモスと紫陽花のコラボ、今年も楽しみに訪れましょう。