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2011年1月23日日曜日

若草山の山焼き*

昨日の山焼き。今年は初めて山麓にて見学しました。
(山焼き点火の前の花火の様子は昨日の日記に
せっかくだから花火の前の「聖火行列」や「野上神社の祭典」も
見学したかったのですが、仕事上どうしても時間が合わず
花火打ち上げの少し前に山麓に着くように出かけました。
17:45 山麓に続々と詰めかける人の列。私は北側から入りました。
山麓からは、一重目までしか見えない。
(若草山は二重目、三重目となだらかな丘が三つ重なっている山で
別名を三笠山とも言われます。)
陽が沈んだ西の空の色はロマンティック。
同時刻、山麓の南の方の野上神社では
春日大社が山焼き行事の無事を祈願する祭礼を行い、
続いて東大寺・興福寺・金峯山寺の僧侶による読経が聞こえてきましたが、人が多すぎてそこまでは辿り着けない・・・。と、思ったら
山麓中央の大型スクリーンで、その様子が中継で写されてました。
以下はスクリーンを撮影 ↓
神事のあと、かがり火から大松明に火を移して
山麓中央に設けた大かがり火まで運びます。

こちらが山麓中央の大かがり火↓(これは実写)
18:00 そして花火が打ち上げられ
18:20 山焼き点火です。 
法螺貝、ラッパ、号砲の合図で
300人ほどの消防団の人達によって、大かがり火から松明に移された火を若草山正面に運び、周囲3800m、約33haの草地に一斉に点火します。
ゆっくりと燃え上がっていきます。
一重目山頂まで数分ほどで燃え上がりました。
山麓からはこれ以上は見えませんので、ほとんどの見物客の方が帰り始めます。
奈良公園まで下りて行ったら山全体が見えるので
山麓での見学を早い目に切り上げ、そちら方面へ向かいましょう。
・・・でも、通路はどこもすごい人・人・人で歩くのに時間がかかって
浮雲園地に着いた頃には火の勢いも収まってしまってました。

長時間多重露光で撮影したり、写真を合成したりができませんので
いつものコンパクトデジカメでフラッシュ無し、三脚無しで撮影した写真でしたが、山焼きの様子を少しでも楽しんでいただけましたでしょうか。