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2011年3月1日火曜日

「二月堂修二会」期間中の奈良倶楽部*

3月に入りました。
毎年どこかで書いていますが
お水取り期間中に開業した奈良倶楽部にとって3月は特別な月。
元旦を新年とするか、また立春から一年が始まると考えるか・・・等
それぞれありますが、観光シーズンの幕が開く3月こそが奈良倶楽部にとっては一年の始まり・・と、3月をあらためて身の引き締まる思いで迎えています。

                                             (写真は昨年撮影のお松明)

さて、今日から二月堂修二会本行(お水取り)が始まります。

奈良倶楽部は、二月堂まで歩いて15分という距離にあるため
練行衆上堂のお松明の見学だけではなく
深夜の行を聴聞されるお客さまも多くお泊まりいただいています。

また、まったく初めての方も多くいらっしゃいますので「お水取り」を堪能していただくためにできるだけのサポートを心がけています。


期間中の奈良倶楽部では**
◇深夜の行にお出かけのお客さまのために門限フリーにしています。
(ただし、23:00までにチェックインをお済ませ下さい。)
◇お部屋に電気ポットやお茶のご用意の他に
この期間だけ、身体がほっと暖まる「生姜湯」をサービス。
◇ふだんの朝食の時間は午前8:00頃ですが、
3/12、13、14日にご宿泊の方の朝食は8:00~8:30と
少しごゆっくりめにも対応致します。素泊まりでも承っています
◇修二会関係の写真集や解説書などたくさん揃えております。
期間中の行法のタイムスケジュール表などもご用意しております。

過去記事ですが奈良倶楽部通信内の修二会についての記事を以下に記します。
修二会期間中は仕事も忙しく、まだまだ知らない行の方が多いし
今年も、どれだけ二月堂に出かけられるかわかりませんが
これからも焦らず時間のある時に出かけて行ければと思っています。

修二会の豆知識など(2008,2/18記)
お松明を作る童子さんの話(2008,2/26記)
籠松明の部品作り(2010年,3/6記)
食堂作法について(2008,3/3記)
★お昼の二月堂での行法(2010年,3/4記
★舞台の上から見たお松明(2008年2009年2010年
★舞台の真下で見たお松明(2010年
★「お声明」を聴く(2008,3/4 2008,3/12
「上七日」と「下七日」(2008,3/8)
「小観音」さんのお松明(2010,3/7)
「籠松明」と「達陀松明」(2008,3/9)
★「達陀(だったん)」の様子(2008年2009年 の3/14)
「良弁杉伝説と尻焦がし松明」・・3/14のお松明は10本全部舞台の上に揃います。
「尻焦がし松明」を初めて見る(2010年3/15記)
牛玉札(ごおうふだ)の写真
「達陀帽戴かせ」について(2008,3/15記)
★「修二会満行」(2010年

最後に・・・
3月といえども完全防寒着でお越し下さい。
お松明見学では戸外でじっと立って待っていなければいけません。
奈良の夕刻は3月といえども大変冷え込みます。
また深夜の行を聴聞するために二月堂内に籠られる方も
屋内だからといって侮ってはいけません。
念には念を入れるくらいの防寒対策をしっかりしてお越し下さいね。

そして、お松明だけではない修二会の魅力を
是非お泊まりしてごゆっくり堪能して下さいませ。
私達も修二会期間中は、お客様方の感動に間近に触れて
修二会を通して大きな喜びと仕事への誇りをいただいています。