2012年1月12日木曜日
般若寺*冬景色
水仙の花が満開の般若寺へ。
般若寺を訪れるのは、春の山吹、梅雨時の紫陽花、初夏のコスモス
秋のコスモス・・・このような花の見頃の時期ばかりで
冬の水仙の時分に訪れるのは実は初めてでした。
いつもの季節はほっこりと花々に埋もれたような仏さまも
背丈の低い水仙の頃は何だかすっきりして見えますね。
だからなのでしょうか?「西国三十三カ所」のお寺の名前と
ご詠歌の立て札に初めて気がつきました。
ご住職に教えていただきましたが
これらの石仏は、西国札所三十三観音霊場のご本尊を石像にしたもので
江戸時代元禄年間(1703年)に山城国北稲八間(現在の精華町)に住む寺島氏により寄進奉納されたものだそうです。
当初は十三重石塔の基壇上に安置されていたのですが
その後、昭和の大修理の際に今のような形になったということです。
一つ一つの石仏が三十三観音さまを表していたのですね。
千手もないのですが、このように複数の手を持つのは千手観音さま。
何度も訪れている般若寺でしたがまた新たな発見でした。