先日、ある会合で奈良パークホテルの「和上御膳」をいただきました。
「和上御膳」は、鑑真和上の故郷である中国・揚州の大明寺に伝わる精進料理で、奈良パークホテルさんが、2009年の唐招提寺金堂解体落慶法要の際に大明寺の指導を受けて招待客に振る舞われたご縁から、1年半かけて日本人向けにアレンジして提供されるようになったものです。
料理は20品目以上を出すことができるのですが、普段は、比較的口当たりのいい13品を上の写真のようにして提供されているということです。(1日30食限定・税サ込4000円)
団体で利用の場合は、料理の品数で料金も対応して下さるということで、私達の会合では、24種類の料理内容のうち18種類の品目を一皿ずつのサーヴィスでいただきました。(税サ込6000円)
精進料理ですので、動物性のものは一切使われていません。絶対菜食主義のVeganの方にもお勧めですね。
写真は出された順番ではないのですが、上右から時計回りに
湯葉を鷺鳥の首に見立てて揚げたもの(絶品でした!)/三種の野菜ともやし/筍とアスパラ/人参と大根の酢の物
椎茸をつららにして片栗をまぶし油で揚げウナギに見立てたもの(これも絶品!)/肴の軟骨に見立てた蓮根の縦割を揚げたもの(絶品!)/三種の野菜をキャベツで巻いたもの(絶品!)/朝鮮人参の髭に見立てたものはジャガイモ、周りは大和真菜を糸切りにして素揚げ(絶品!)
枕型のパン/魚の骨の周りの身に見立てたのは山芋・カボチャの胡麻団子/沢山の野菜で作った炒め物/上海蟹の蟹味噌に見立てたもの(こちらのも全部が絶品でした!)
炒飯と豆腐のスープ、酸っぱく辛い胡瓜と人参の漬け物/メニュー/食後のフルーツ/ダックの胸肉に見立てたもの(絶品)
あまりの美味しさに「絶品!絶品!」を連呼してしまいましたが
鑑真和上ゆかりの大明寺だいみんじの精進料理、是非ご賞味下さいませ。
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奈良パークホテル(tel:0742-44-5255)