ヨーロッパの夏。
夜は9時頃まで明るく、夜更けの街中の賑やかなこと!
ここはブルゴーニュ地方ヨンヌ県の県庁所在地オーセールという町。
木骨組の古い建物、15世紀に造られた時計塔などがあり、まるで中世から抜け出たようなところでした。
お世話になっているN氏のお家に帰る途中に晩ご飯で立ち寄ったのですが、歴史的建造物はライトアップされ、街灯も明るくて、夜のそぞろ歩きを楽しめる雰囲気でした。
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こちらは、ルイ11世の時代には、いっときフランスの首都が置かれていたという町トゥール。この日は日曜日で、街中は静まりかえってお休みのお店も多かったのですが、14~15世紀の木骨組の家で囲まれた広場は若い人達でごった返していました。
夕方6時頃↑、夜8時半頃↓
広場から裏に入った路地にも、色んな国のレストランが店先にテーブルを出して賑やか賑やか。旅の7泊目でとうとう中華レストランに飛び込んでしまいました。
夜10時過ぎでも、まだまだ若者で賑わう町です。
トゥール市庁舎もライトアップされて趣きありますね。
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旅の最終地ボルドーでの3日間は、毎晩8時頃に出かけて夕食をとり、11時頃に帰るという夜更かしパターン。
旅の8泊目で、とうとう日本食レストランへ。
いや〜、やっぱり和食はお腹にもたれなくていいですね。
前日の中華レストランでもそうだったけれど、お客さんのほとんどは現地のフランス人で、皆さんお箸の使い方の上手なこと!SUSHI も世界共通語になって「西洋人は生魚(お刺身)が食べれない」というのは、今は昔の話になっていますね。そして、上の写真↑の奥の女性は日本髪っぽいヘアースタイル!
ボルドーの街中で見つけた「カフェ・ジャポネ」というお店。中には入ってませんが、通りすがりに見てみると、SUSHI とDONBURI が人気のようでした。
中華と和食で気持ちがリセットされたようで、最後のふた晩はしっかりフレンチをいただこうと、街の中心地へと出かけてみました。
ボルドーの観光スポット「水鏡」。暮れてゆく空の色が美しいです。
偶然にも、この近くに 宿の人が薦めてくれていたレストランを見つけて入ってみました。前菜・主菜・デザートというコース、ワインとともに美味しくいただきました。
お店を出たのは、もう11時を回っていましたが、水鏡の周りにはまだ多くの人がピクニック気分で飲んだり食べたりと賑やかで、このエネルギーやバイタリティに驚くばかりでした。
旅の最後の夜は、前日に見つけた小洒落なレストラン。
前菜の前に小さな一皿が2種類ついて、前菜・主菜・デザートのコースです。(およそ6000円くらい?)名前も忘れた小さなレストランでしたが、ここがこの旅一番のお気に入り。最後に幸せなことでした。
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余談ですが・・・
30年前に2度、乳幼児連れでヨーロッパをあちこち2週間ほど 旅したことがありました。その頃は、小さな子ども連れでこのようなレストランには入れる訳がなく、また客も身なりには気を使っていました。
今回、入店したレストランに「お子様メニュー」があったことや、旅人ということでかなりカジュアルなスタイルでしたが、おとがめなしで、他の方達もTシャツスタイルだったり。(いや、もっと格式あるレストランは今もきっとそうだろうけれど)
さすがに夜の8時9時に子ども連れのお客さんはいなかったけれど、大人社会と子ども社会の境界がはっきりしているように思っていたので、少々びっくりしたのです。フランスは子育て支援に力を入れているからでしょうか、以前に比べてその境界が優しくなったような印象です。
そして、子供服やおもちゃなどキッズ関係の専門店が非常に多いのにも驚きました。