3月29日、所用で船橋通りのアイボリー画材さんまで。
船橋通りの先にある「大仏鉄道記念公園」。
ちょうど満開に近い枝垂れ桜が目に入り足を運んでみました。
3本の枝垂れ桜が仲良く並んで、大きな一本の桜の木のようです。
枝垂れ桜の中に入って、桜の妖精がいないかと確かめてみる。
世俗の人間には気が付かないだけかもしれない・・・とか思いながら、小さな花蕾をレンズ越しに掬い取ってみたり。
誰もいないひとときを独り占めしてお花見したのでした。
「大仏鉄道記念公園」とは・・・
大仏鉄道とは、明治31年(1898)に開業し、加茂駅と大仏駅、翌年に奈良駅(現在のJR奈良駅)までを結んだ関西かんせい鉄道株式会社の路線(通称名)です。
現在のJRの加茂駅―木津駅ー平城山駅ーJR奈良駅よりも東側を通り、勾配の大きい坂やトンネル、橋梁が多く、当時の機関車での運行が困難であったことから、開通から9年間で廃線となりました。
現在、当時の線路は残っていませんが、加茂駅に動輪モニュメントがあるほか、橋梁やトンネル跡が一部遺構として残っており、ハイキングコースなどとしても人気があります。
「大仏鉄道記念公園」は、大仏駅跡に機関車の動輪モニュメントと説明碑が建てられた小さな公園です。