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2019年3月31日日曜日

MIHO MUSEUMへ*

国宝「曜変天目」三碗が同時期公開』されると話題になっています。
そのうちの一つが、奈良国立博物館で4/13から開催される「国宝の殿堂 藤田美術館展―曜変天目茶碗と仏教美術のきらめき―で、大変楽しみにしているところなのですが、3/21よりMIHO MUSEUMで大徳寺龍光院の曜変天目が公開されているので、先日のお休みの日に観に行ってきました。
大徳寺龍光院 国宝曜変天目と破草鞋
展覧会の概要は・・・以下、サイトより
京都紫野の禅刹・大徳寺の塔頭である龍光院は、武将の黒田長政が父・黒田官兵衛の菩提を弔うため、江月宗玩和尚(1574〜1643)を開祖として慶長十一年(1606)に建立されました。大坂堺の豪商で茶人でもある天王寺屋・津田宗及の次男として生まれた江月は、高い教養と優れた禅風で知られ、当時の龍光院は、高松宮好仁親王、小堀遠州、松花堂昭乗ら一流の文化人が集う寛永文化の発信地でした。
また天王寺屋伝来の名宝は、江月によって大坂夏の陣の難をくぐり抜け、現在その多くが龍光院に伝えられています。
このたび龍光院の全面協力を得て、龍光院四百年の全容を一挙公開いたします。国宝の曜変天目茶碗や密庵墨蹟、柿栗図(伝牧谿筆)、油滴天目などの重要文化財をはじめとする、天王寺屋伝来の名宝、寛永文化の美を伝える江月所用の品や江月に帰依した人々ゆかりの文物、歴代寺伝の什物を展覧するとともに、江月以来脈々と受け継がれ、今に生きる禅の法統、龍光院の現在も紹介いたします。

お目当ての曜変天目茶碗は、まだ人も少なく、四方からじっくり眺めることができ堪能しました。ただ欲を言えば、置いてある位置が高くて、茶碗の中の小宇宙を堪能するのに背伸びをずっとしているのがちょっと辛かったです。小柄な女性向けに、もう少しだけ低くしていただけると嬉しいですね。
そしてイヤホンガイドは必須の展覧会です。作品一つ一つを解説するのではなく、展示室ごとに、その展示室の内容を大変詳しく説明していただけて、展覧会自体の大きな流れをつかむことができて、とてもよかったです。

国宝「曜変天目」三碗が同時期公開

・3/21~5/19「MIHO MUSEUM」
「大徳寺龍光院 国宝曜変天目と破草鞋」
・4/13~6/2「静嘉堂文庫美術館」
「日本刀の華 備前刀」
・4/13~6/9「奈良国立博物館」
「国宝の殿堂 藤田美術館展―曜変天目茶碗と仏教美術のきらめき―

トンネルの手前の枝垂れ桜の並木道。少しでも咲いていたらいいなぁと、ちょっとだけ期待して伺ったのですが、こちらはまだまだでした。(3/26撮影)