五風舎さんを出た後は少し東大寺境内を散策しました。
水門町から白蛇川の流れに沿って東大寺ミュージアムまで行くと
大きな栴檀の木が花を咲かせてました。ここに栴檀の木があったなんて
花が咲いている時期でないと、気がつかなかったかもしれません。
そのあと、大仏殿の裏へ回って二月堂まで歩きました。
蛍が飛交う小川沿いには、もう柵が設営されていて
その片隅に、空木が小さな花をほころばせています。
大湯屋の前。
楓には竹とんぼのような実がなり
そして 二月堂裏参道では 桑の実もたわわに!(ここ歩くとき頭上注意ですよ^^)
桑の実とヤマボウシ。
二月堂では 柘榴の花のオレンジがひときわ美しく目を引きます。
遠敷神社への上り道には定家葛が満開です。
三月堂北側の瓦屋根と南天の花。
その傍にある多羅葉の木には実がなって。
花の季節では少し地味めに思っていた水無月の頃。
普段は気づかなかったかもしれない木の実や木の花が案外多いのです。
帰りの道中にも・・・。
大仏池ではスイカズラの花や
正倉院北塀の中にはネズミモチの花も見つけました。
(花の名は奈良公園自然史の会・K様にお尋ねしました。ありがとうございます。)
いつものお散歩コースに見え隠れしていた、野生の草花や木の実。
少し気をつけて歩くだけで
こんなにたくさん出会えるのですから幸せなことです。
最後に一枚。
瑞々しい緑の中に埋もれる東大寺境内*二月堂より