6/24までと会期もあとわずかになって
日を追うごとに入場者が増えているという「藤城清治影絵展」
私は、会期早々の4月に2度鑑賞して、その作品から発せられるメッセージや、今年米寿を迎えられた藤城清治先生の、今だ衰えぬ創作へのパワーに少なからずの元気を貰い、できればサイン会の時にもう一度行って、作者ご本人にお会いしたいなぁと思っていました。
6/14、当初予定されていなかった平日のサイン会に誘ってもらって行ってきました。平日だから、それほど混んでないかも・・の予想は大きくはずれ、少し早い目に入館したのでしたが、1時間以上並んで ようやくサインをいただけ握手も♫
長年カミソリを持って仕事をしてこられた手は、大きくごつくて
この手で魔法のようにたくさんの作品を生み出してこられたのだと思うと、握手してもらっているのが有り難いような不思議な気持ちです。
藤城先生の背後には、展覧会が始まってから奈良で描かれた
「二月堂」のスケッチが。他にも4点の新作影絵が追加展示されていて
本当にすごいすごいパワーです。 新作4点のうち3点が奈良を題材にしたもの。その中に額田王の作品があるのですが・・・
整理券に添えられたメッセージを読んでらっしゃるのは先生のお嬢様?
先生が描かれた額田王とよく似てらっしゃるのです。
さて、サインしていただいたのは 「ぶどう酒びんのふしぎな旅」という絵本。作者が20代の時に初めて出版したモノクロの影絵絵本を60年ぶりにカラーで制作し直して出版された絵本です。
トップの画像はその中の1ページ。
全然気がつかなかったのですが、実は原画をよく見てみると
本物のガラスの割れた破片がたくさん使われているのです!
最後にこちらの壁画と先生の思いが書かれたキャプションをご覧下さい。 (この作品のみフラッシュ無しで撮影OKです。キャプションはクリックで大きくなります。)
やっぱりすごいです。そして今回もいっぱい元気をいただきました!
「藤城清治影絵展」は6/24まで。(6/18は休館日・6/23にサイン会)
展覧会の詳細はこちらでご確認下さい。
また、4月に鑑賞した時のブログ内記事はこちらです。