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2014年7月29日火曜日

東大寺解除会*

大仏殿で行なわれる「解除会」に初めて伺いました。
(解除会は朝食の時間と重なるために参加できない行事でした。)
8時からの法要の前に、出仕される僧侶たちが大きな茅の輪を順々にくぐって大仏殿に上堂されてゆかれます。
一番最初はお若い方から。
後ろでお父様が見守ってらっしゃるように見えました。
初めて拝見しましたので、僧侶の方の茅の輪くぐりのお作法が珍しく感じられました。くぐって行かれるところの様子ですが・・・
最初に足を入れてくぐると茅の輪が持ち上げられます。
僧侶は茅の輪の中に入られた様子になります。
90°に回転させて下ろして、またくぐって行かれるようです。
そして大仏殿へ上堂されてゆかれます。
長老樣方のお元気なお姿には励まされてしまいます。

最後に別当さまがくぐられ、大仏殿にて法要が始まります。
茅の輪は大仏殿の中にしつらえられて
法要が始まると参拝者もくぐらせていただくことができます。
大仏さまに今年の夏も乗り切れるようお祈りしてくぐりました。
「東大寺解除会」
毎年7月28日の午前8時から、東大寺大仏殿にて。

「解除会けじょえ」は、わが国で古来より行われていた六月の晦の「夏越の祓なごしのはらえ」や「水無月祓みなつきはらえ」と深い閑係がある仏会。
延喜元年(901)三月に東大寺別当律師道義が秋の始めに毎年流行する疫病を防ぐために、奈良の諸大寺に呼びかけて、同年6月28日より始めた法会で、七大寺の僧240~250人、楽人60余人を講堂に集めて行われたと伝えられる。
当初は観音の画像を新写して除疫を祈願し、解除と大書した御幣を二本作って講堂の前庭に立てたといわれ、東大寺の講堂が焼失してからは、一時は食堂 じきどうで、或いは大仏殿内の如意輪観音を本尊として勤められてきた。この解除会は、応仁・文明の乱以後一時中絶したものの、江戸時代に再興され、今日では毎年7月28日、大仏殿で盧舎那仏を本尊として勤められている。東大寺公式サイトより)