「第68回正倉院展」の日程が発表されました。
今年は、10月22日(土)から11月7日(月)まで全17日間、会期中無休です。
気になる出陳品は・・・
シルクロードの遺風を伝える名品、ペルシャ風の水差し「漆胡瓶しっこへい」や、聖武天皇のおそば近くにあったとされる「鳥木石夾纈屏風とりきいしきょうけちのびょうぶ」や、聖武天皇の一周忌斎会を飾った「大幡だいばん」などの関連品がまとまって展示されます。
また、多種多様な金工品が出陳されるのも注目です。
宝庫に伝わった奈良時代の銅銭、唐と日本の鏡、合金に用いられる金属のインゴットなどの鋳造に関係する品々、あるいは漆胡瓶と同じく平脱技法が用いられた竽、笙、平脱鳳凰頭などの装飾性豊かな器物類、そして目にも美しい様々な飾り金具なども。
この他、素材の異なる 3 種の笏や、高度な技法で作られた象牙の櫛、近時の調査で染色材料が判明した愛らしい鳥形の飾りなど、天平の技と風俗にもご注目下さい。(奈良博サイトより報道発表資料から転載抜粋)
(その他の出陳品はこちらをご覧ください。)