「大和地蔵十福霊場会」巡り、2年ぶりの投稿になります!
「大和地蔵十福霊場会」とは・・・。
これは、県内の地蔵菩薩を祀る10ヶ寺を巡拝して
専用の朱印台帳にご朱印をいただき、10ヶ寺全部まわると「満願」となって、お地蔵様にまつわる安産や健康、長命、厄除など10種類の福を授かれるというもの。2011年6月に始まって
①伝香寺:春日地蔵(重文)
②元興寺:印相地蔵
③大野寺:身代わり焼け地蔵(重文)
④室生寺:地蔵菩薩(重文)
⑤金剛山寺(矢田寺):延命地蔵(重文)
・・・と5ヶ寺回ったところで、中断していたのでした。
(↑各寺のリンク先はブログ記事に飛びます)
残りの5ヶ寺には、一体いつになったらお参りできるのか
中々行けなくて、ずっと気になっていたのでしたが
ようやく先日、帯解寺のお地蔵さまにお詣りする機会が訪れました。
「帯解寺おびとけでら」という不思議な名前のお寺
地元奈良人にとっては、腹帯をご祈祷して頂く安産祈願の寺として
よく知られているのですが・・・・
「帯解寺縁起」(HPより)
今から約1100年前、文徳天皇の皇后 藤原明子に永い間お子様が生まれず、大変お悩みの折、祖神春日明神のお告げによって、帯解子安地蔵菩薩に祈願されたところ、まもなく御懐妊、のちの清和天皇を御安産になられました。
文徳天皇はお喜びのあまり、858年春、更に伽藍を建立になり寺号を改められ、無事帯が解けた寺、帯解寺おびとけでらと勅命せられました。
帯解の名称はここから始まりました。
春日大明神のお告げで祈願されたという子安地蔵菩薩。
大人の背丈以上の大きな、ふくよかなお地蔵さまのお腹には
裳の上端の布や結び紐が表されていて
この様子が帯を巻いているようと「腹帯地蔵」ともいわれて
安産祈願のお地蔵さまとして篤い信仰をあつめているのです。
(ご本尊・子安地蔵菩薩像の様子はサイトのこちらから)
また近年は、美智子皇后さま、雅子さま、紀子さまの御懐妊に際して安産祈願法要を厳修し、安産岩田帯、御守、御祈祷札を献納されたことでも広く知られています。
GW最終日の大安のこの日、境内は安産祈願のお詣りに、たくさんの方々が来られていました。
実は我が家も・・・息子夫婦と一緒にお詣りしたのです。
岩田帯にご朱印を押していただき、お腹に帯を巻いた有り難い姿の
お地蔵さまに、心より安産を祈念したのでありました。