一年の半分が過ぎ、あっという間の水無月晦日となりました。
いつもより早起きして、5時から早朝散歩。
飛火野の御蓋山が見える所まで行ってきました。
午後からは春日大社「夏越大祓式」へ。その前に、せっかくだから春日大社の講座「大祓詞を唱える会」に参加して臨むことにしました。
午後3時の「夏越大祓式」の前、お昼の12時半より1時間程、「感謝共生の館」で大祓についてのお話を聞き、大祓いの詞の練習などもします。大祓詞は”やまとことば”で書かれていて、読むのでなく唱えるという気持ちが大切と。
その後、水谷神社・直会殿(本来は御本殿ですが、移殿ご遷座中なのでこちらで)・若宮神社と、大祓詞を奏上してまわります。
水谷神社では水谷川に「人形ひとがた」を流します。
初めて知ったのですが、水谷神社の床下には漆喰で白く塗られた磐座があるのです。(覗いて見えます)
若宮神社では神楽殿に初めて上がらせていただきました。
巡拝のあと、いよいよ神事に参列いたします。
祓戸神社前での神事。
ご神前にて、形代のお祓いがあり 神職の大祓詞奏上。
そして御贖物みあがものの麻と綿を取り裂いて、罪や穢れを祓います。
参列者一同に配られた、お浄めの紙吹雪のようなものを撒き散らして、自分の周りを掃清めます。
最後に、参列者一同を榊と大麻の御幣でお祓いして、一同順番に茅の輪をくぐり抜けて終わりです。 (使用済みになった榊は、風の神様「風宮神社の鬼門の方角に置くのだそうで、春日大社ではお祓いは風の神様のお力を頂いて吹き祓うものであると伝えられているのだそうです)
大祓式の後は、講座参加者には直会殿で巫女神楽、移殿で神様に参拝。そして今日が特別公開最終日の御本殿へもお詣りいたしました。
神事の前に神職さんから聞いた話ですが
神事を行なっている間の参列者の心持ちとしては、ただ単に参列しているというだけでなく、その時間は自分が神様と向き合っている時間であれと・・・などなど。
ところで、春日大社の茅の輪くぐりですが。
数字の8を横にしたような形でくぐっていくのではなく、真っ直ぐに直進してくぐるような形式でした。
最後に御蓋山遥拝所から、この辺りだけ御本殿回廊の築地塀が違って
板葺きになっていることに気がつきました。
色々気づきが多く、中身が濃い充実した講座でした。
来年も参加できればと思います。