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2011年11月14日月曜日

正倉院展→浮雲園地→冬桜→東塔跡→正倉院



正倉院展もいよいよ今日で会期終了。
この17日間、たくさんのお客さまにお越しいただいて
楽しく充実した毎日を過ごさせていただきました。
ご宿泊して下さった皆さま、どうもありがとうございました。



今日の奈良倶楽部は
昨日まで続いた「満室状態」と打って変わってちょっぴりひっそり。
こんな日は、気持ちも身体にも時間にも余裕があるので
奈良公園の木々の色づき具合も見がてら
最後にもう一度、正倉院展を訪ねてみましょう。

ずっと気になっていた「黄熟香おうじゅくこう
(別称「蘭奢待らんじゃたい」)の香りも確認してみたいしね。

実は・・・前回 鑑賞した時に、ガラスケースの中の
「蘭奢待」の周りでふっと香しい薫りを感じたのでしたが
「あれ、本当に?まさかどなたかの香水の香りじゃないよね?」と
自信がなかったのです。今回は読売新聞のブースへ行って
沈香の香りをまず嗅いで、そのまま一目散に「蘭奢待」へ。
「あ!やっぱり同じ香りがするする!」

ガラスケースで遮断されているのに、そこはかとなくほのかな匂い。
1200年以上も経っているのに、何ということでしょう。
希代の名香として時の権力者にも珍重されたという「蘭奢待」
ふわ〜と薫りを胸いっぱいに吸い込んで、贅沢な気分を味わい
心の中もたっぷり満足して、今年の正倉院展を後にします。
また来年、遥かな時を越えた出会いを楽しみにしていますね。

上の写真は、帰りの道中に撮った浮雲園地のナンキンハゼの木立。
そして浮雲園地から東塔跡への途中
奈良公園館北側の桜の木の紅葉に見蕩れていたら・・・

あれ?左の木に桜の花?
近寄って見ると冬桜が満開です。


その後、大好きな場所 東塔跡を通って




大仏殿前の鏡池や



南大門を横目で見ながら
いつものお散歩コースを辿って、本日のリフレッシュタイムを終了☆

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ところで・・・屋根瓦葺き替え工事の修理間近の正倉院は
今日もまだいつものままでした。
でも、何やらパイプの音も響いていたようなので
そろそろ工事用の足場が組まれる頃かもしれませんね。