喜光寺で開催中の松田大児さんの絵本原画展
最終日に何とか見に行くことができました。
久しぶりの喜光寺。天平時代に行基菩薩が創建されたお寺の本堂は
「試みの大仏殿」と呼ばれ、大仏殿建立の際に喜光寺の本堂を参考にされたと伝えられています。大仏殿の10分の1のサイズのお堂ならでは、自然光の近くに仏さまがいらっしゃって、光が降り注ぐ仏さま達にお詣りしているだけでとても気持ちがいいのです。
普段、東大寺の講堂跡から大仏殿の後ろ姿を見慣れている私にとって、喜光寺本堂の後ろ姿にはとても懐かしい雰囲気を感じます。
原画展は、本堂の裏手にある本坊にて開催されていました。
1階のスペースでは↑2010年に出版の佛説絵本「旅人の甘い蜜」
2階では↓新作の「山中七策」の原画が展示されています。
2冊とも、喜光寺副住職・小林澤應師の文になる、お釈迦様の教えを
絵本にしたものです。
松田大児さんといえば、法華寺の十一面観音像↑を描かれたもの(光明皇后1250年御遠忌法要のポスター)や、平城遷都祭のポスターの絵↓で馴染みがある方もいらっしゃると思います。
実は、松田さんは私の弟と中高の同級生。
22年前に種子島に移り住み サーフィンを愛する傍らで、大自然の恩恵を受けながら、素朴で温かみのある作品を制作されています。
今回は絵本の原画作品の他に、たくさんの作品が並んで、松田大児さんの世界をたっぷりと堪能させていただきました。
新作絵本にサインもいただきました♫
こちらは昨年出版された「蔵王さまと行者さま」という絵本。
吉野金峯山寺で取り扱っているということで、次回の吉野行きでのお楽しみに致しましょう。