今日はお釈迦様のお誕生日ということで
各寺院では法要の後、誕生仏に甘茶をかけてお祝いする
甘茶かけなどが行なわれていました。
近くの東大寺さんへ・・・。
杉の葉と馬酔木や椿で荘厳された花御堂。
生まれてすぐに、右手で天を指し左手で地を指して
「天上天下唯我独尊」と、唱えられたお釈迦様。
誕生仏に甘茶を注ぐことについては、生まれたばかりのお釈迦様の体に、9頭の龍が天から清浄の水を吐きそそいで産湯をつかわせたとか、竜王がお釈迦様の誕生を祝って甘露の雨を降らせたという伝説にちなんだものなのだそうです。(東大寺HPより)
甘茶かけを待つ間に、甘茶がいただけます。
甘茶がどんなものか見本も展示されていました。
本当に名前の通りに甘くて美味しいお茶ですね。
久しぶりに大仏様にもお詣りして、その後に向かった先は
今日から14日まで特別公開される戒壇院千手堂。
前回は2010年10月に「光明皇后1250年御遠忌」により特別公開されていました。(その時のブログ記事はこちら)
今回は、千手堂が1998年に罹災した折に剥落した本尊厨子扉絵図柄の修復完成記念に、特別公開されます。
※千手堂ご本尊の厨子扉絵は復元模写されたもので
修復された厨子絵の背面板絵は、4/10から本坊にて公開されます。
(扉絵の修復は2011年より3年かけて行なわれました。)
前回は鑑真和上さまが上海万博に行ってらっしゃったので、千手堂にて間近に拝したのは初めてになります。小さな黒漆塗厨子の中に、金泥を施された小ぶりで美しい千手観音さまにまたお会いでき、静かな堂内でしばし祈りの時間を持つことができました。
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東大寺の特別公開の日程を記しておきます(詳細は東大寺HPをご覧下さい)
<東大寺・戒壇院 千手堂特別公開>
4/8〜4/14 10:00~16:00(入堂は15:30まで)
<東大寺・天皇殿特別拝観並びに東大寺本坊襖絵一般公開>
4/10〜4/14 10:00~17:00(入場は16:30まで)
<東大寺・公慶堂特別公開>
4/12 法要終了後〜16:00
甘茶をかけているところを居合わせた知人が撮ってくれました。
(写真の後ろにいる人を、拙い方法でレタッチしたのは私です。)