1月30日
この日、2件目の講座を聴講。
桜奉行こと奈良町奉行の「川路聖謨かわじとしあきらと奈良を学ぶ会」連続講座の第1回め。「奈良奉行所と近世の奈良町」と題して、氷室神社文化興隆財団の大宮守友氏のお話を伺いました。
横2メートル、縦3メートルの掛け軸「奈良町絵図」。この古地図は、描かれた建物の様子から寛政元年から安政八年の間の奈良町の様子を示しているそうで、この地図と資料を元に当時の奈良の様子などを学びました。
佐保川の桜並木が、毎年見事な花を咲かせるのは、160年前――幕末の奈良奉行・川路聖謨が植樹運動を展開したお陰です。
町も人心も荒れていた奈良を立て直し、民衆に花を愛でる心を復活させた桜奉行こと川路聖謨。
この勉強会では、川路が見た奈良の“ひと”“もの”“こころ”を知る、学ぶ、味わう企画を提案し、次回は川路聖謨の日記「寧府紀事」をテーマに川路の人と成りに迫る予定だそうで、2月下旬開催予定です。
(今後、2月3月の勉強会の後に4月には「桜奉行」を出版された出久根達郎氏の講演も予定されているとか・・・楽しみですね。)