JR奈良駅からすぐの住宅街にひっそりと店を構える隠れ家のようなレストラン。予約が取れないと評判の「白Tsukumo」さんに行ってきました。
「白」と書いて「つくも」と読みます。
この店名に込められた店主の想いなどはサイトを見ていただくとして
夜のコースを写真と共に・・・
まずは、明日香村の「のらのわ」卵を使った、このこの茶碗蒸し。
店名の「白つくも」にかけて、白い茶碗蒸し。飼料にこだわった「のらのわ」の卵だからできる白い茶碗蒸しだそうです。
真珠貝のすまし汁。しんじょの上には真珠貝の貝柱とパールに見立てたあるものが!(実はタピオカなんですって。)
とっても美味しくって遊び心満載の一品でした。
八寸は一つ一つが眼福口福でした。
こちらは葱づくしの一品。こんもり盛られた自家製新カラスミの中には葱を揚げたものが隠れていて、大変おいしかったのです。トッピングは葱の根を唐揚げしたものでしょうか。
三輪そうめんを使った河豚にゅうめん。美味!
若草山焼きをイメージして創られた一品には「冬筍とうじゅん」という筍↓
蕪、つぼみ菜、香味味噌とともに。
ご飯の前にさっぱりの一品、8種類の冬野菜の酢の物。
黒い縁取りのお野菜は黒大根だそうです。
古代米、大和牛を添えて。香の物も彩り美しく美味しかったです。
最後に目の前で作って下さった大和橘の宝来餅と橘茶。
一瞬、花びら餅かと思ったのですが、白味噌餡に橘の果肉が入って、口の中で果汁が広がるのです。「宝来」名の由来は、垂仁天皇陵の宝来山古墳から名づけられたもの。(垂仁天皇と橘についてはこちら★に)
橘の葉で香り付けした大和茶もさっぱりと美味しく、ところどころに奈良の食材や奈良の風物を盛り込んだお料理を堪能させていただきました。
夜は12000円のおまかせコース、お昼は5000円で二種類のお料理が用意されているようで、次回はお昼にも伺ってみようと思っています。
オープン一年にしてミシュラン星二つを獲得され、料理長の経歴もすごいのですが(HPのこちら★)、ご夫妻でのおもてなしが気取りなくあたたかで、とても居心地のいいレストランでした。
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懐石レストラン「白Tsukumo」
住所:奈良市三条町606-2 南側 1F
電話:0742-22-9707
営業時間:火曜日17:30~20:30(L.O)
水~日曜日12:00~13:30(L.O)/17:30~20:30(L.O)
定休日:月曜日・毎月最終日と毎月1日ランチ・火曜日ランチ