ページ

2010年10月15日金曜日

東大寺戒壇院千手堂*特別公開

東大寺戒壇院千手堂が光明皇后1250年御遠忌による特別公開で
今日から拝観できますので、早速行ってまいりました。

二月堂修二会の前行の際に、練行衆の方々が籠られている別火坊の
隣にあって、その時期にはよく ここを通ったりと
馴染みのある場所なのですが、お堂の中に入るのは初めてです。

小さな黒漆塗厨子の中に小ぶりな千手観音さま。
その四方をまた小さな四天王像が護ってらっしゃいます。
いただいたパンフレットの写真のように厨子の扉の内側には
美しい彩色画が描かれています。
※パンフレットの但し書きによると、平成10年の火災で、
彩色画が損傷したために復元模写を施した厨子があらたに制作されたとあります。パンフの写真は被災前のものだそうです。

また杉本健吉画伯が奉納された幡や、金色の華鬘(けまん)が
小さな堂内を静謐だけでない世界に荘厳しているように思いました。
 
千手堂特別拝観は10/31まで。10:00~16:00 期間中無休です。
拝観料は500円。



杉本健吉画伯の幡を間近に見ることができ
気持ちがうふふ♪でした。
下の画像は「杉本健吉画文集 東大寺 美の小箱」より。