東大寺1億円を借りて義援金に『痛み分かち合う』
奈良市の東大寺は7日、東日本大震災の義援金として1億円を寄付すると発表した。全額銀行から借り入れ、4月中にも日本赤十字社県支部に寄託する。
北河原公敬別当の提案を受け、寺内の会議で決定した。借り入れによる義援金は同寺始まって以来という。
北河原別当は「動植物すべての幸せを願った聖武天皇と光明皇后の精神は今も東大寺に生き続けている。返済を通じて被災者の方々と痛みを共有したい」と話した。
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全額を金融機関から借り入れて、返済のたびに痛みを分かち合うという考え方に大変共鳴しました。
トップの画像は大仏殿西側の桜(4/5撮影)