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2011年4月19日火曜日

京都へ*

久しぶりの県外お出かけです。
京都市内へ出かけるなんて、何ヶ月ぶりなんでしょう?
・・・と、今これを書きながら思い出してみると、何と9ヶ月ぶりなのです。久しぶりの京都に気分もうきうきです。
今回も「お目当ての展覧会」が第一目的でしたが
お出かけついでに行きたかった所もありました。少々長くなりますが
京都お出かけレポによかったらお付き合い下さい**
今日は「パウル・クレー」展のために出かけてきました。
ずっと好きな画家で関西圏であったクレー展には必ず出かけています。
今回の会場、京都国立近代美術館(MoMAK)ではどのようにクレーを見せてくれるのか、それも楽しみでした。
今までの展覧会では あまりクローズアップされなかった「クレー作品が物理的にどのように作られたか」にスポットを当てたこのクレー展。
制作方法別に章分けして作品が紹介されているのですが、各章のタイトルでのみしか言葉の説明がないのが(でもそれでほとんどが理解できますが)シンプルで、ある意味わかりやすいのですが、もう一歩踏み込んだ キュレーターからの言葉もほしいなと、ちょっとだけ物足りなさも感じました。印象深かったのは、展覧会の中で紹介されていた「油彩転写の方法」。簡単にできて一味加味された作品に仕上がるので、これは一度試してみたいと思ってます。(そう言う意味では収穫有りの展覧会。)それから題名に付けられた言葉が素敵なこともクレーが好きな理由の一つなのですが、今回も詩的な言葉を作品とともに楽しめました。

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クレー展のお向かいでは「親鸞」展
私の実家は浄土真宗。親鸞さんには幼稚園時代からその名前に親しみがあったのですが、反対にそれ以上のことは何も知らない世界でした。
不勉強で鑑賞したので大雑把にしか親鸞さんを理解できなかったのですが、展覧会の最後に見た円山応挙の「雪中松鹿図」と狩野探幽の「雲龍図」の素晴らしさには感動いたしました。

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その後は寺町二条界隈へ。
以前、お客さまにお土産でいただいた柳桜園茶舗のほうじ茶がとても美味しかったので、是非お店へ伺ってみたかったのです。
この時いただいたのは「手炒り焙煎焙じ茶」(写真左の缶入り)です。
残念ながらこちらは土曜限定販売ということで、別の焙じ茶「香悦」を買って帰りました。土曜限定販売の焙じ茶は、土曜日に電話でお取り置きして翌週に買いに伺うことができると教えていただいたので(発送はされていません)次回の京都行きの際にはそのようにしようと今から楽しみにしているところです。
あの時のお客さま(のお母様)。
その節は、美味しい焙じ茶をどうもありがとうございました!

寺町界隈では「ギャラリー啓」さんでちょっとお喋りしたり
「ギャルリー宮脇」で黒崎彰さんの版画展を見たり
そして二条河原町の「パリビス」でランチをいただいたり。
 茸のスープ
牛肉の赤ワイン煮がとっても美味!

デザートはお米をミルクと砂糖で煮たリオレ。ハーブティはタイムで。
ほ〜っと一息。美味しかったです。(ミニコース1500円)

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さて、まだもう一軒、行きたかったところがあるのです。
しをんさんの京都土産でいただいたことがあるグレープフルーツプリン。あの美味しさが忘れられずに「ガスパール・ザンザン」へ。
せっかくだから妹にもお土産に買ってサプライズで遊びに行こう♫
そんなことを思いついてメールをするも、妹はお出かけ中。
「近くに、友人のカフェがあるから、そこへ預けておいて」との返信メールに、妹の友人が開店したばかりのほやほやカフェ「マチネ」さんに立寄り、お茶タイムのひととき。

ほっこり一息ついて、さぁ奈良まで帰りましょう。

久しぶりの京都一人歩きの一日は、花冷えの一日。
あまりの寒さと雨模様の天候にほとんどタクシーで回りましたので
点と点の移動になって、寄り道やら道中のお店冷やかしやらができずにちょっと残念でした。また次回のお楽しみにとっておきましょう。