先日、修二会聴聞の帰りに新聞記者さんからお客様が取材された質問
「修二会の何が、あなたをここに惹き付けるのか?」から
(この様子は昨日の朝日朝刊に掲載されました。)
私自身も自分に「修二会のどこに惹かれるか」と問うていました。
そして今日、生駒あさみさんの新刊本「ならびたり」を手に入れて
(「ならびたり」については別のブログ記事にて詳しく紹介しますね)
大好きな奈良に浸るあさみさんを見ながら、私は奈良のどこに浸ると、
気持ちとろけるのかな・・・と妄想していました。
「咲き誇る花々」や「山々を染める紅葉」など、日本のどこにでも見られる風景でも、奈良だからこそ美しいなぁと心揺さぶられる光景があり、御蓋山のある風景であったり、数百年から1000年以上の樹齢をもつ巨樹巨木の森や雑木林だったり・・・と、豊かな自然と1300年以上の歴史が渾然一体となった風景を見ると、ちょっとまいったなぁと思ってしまうことは確か。
そんな時に以前からの蔵書である、木村昭彦写真集「大和路慕情」の写真を眺めていて、大和の風景をダイナミックなスケールで撮った何枚かにぐっと惹き付けられるものがありました。
朝陽、残照、雲、空、霧・・・神様からの贈り物のような自然の美しさと奈良の風景を見事にとらえた写真の数々。いつかこの風景を目にしてみたいと思うのでした。
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木村さんにお願いしてこの写真集を余分に預かっています。
興味のある方は是非どうぞ手に取ってみて下さいませ。