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2015年3月27日金曜日

薬師寺の春*花会式へ

薬師寺の修二会「花会式」に行ってきました。
3月25日から3月31日まで行われる薬師寺の修二会「花会式」。
東大寺二月堂修二会が「お水取り」と呼ばれるように
薬師寺修二会では、十種類の造花をご本尊に供えられるところから
「花会式」と呼ばれ、奈良に春を告げる行事として親しまれています。
金堂内陣薬師三尊像にお供えの造花は
梅、桃、桜、山吹、椿、牡丹、藤、ユリ、カキツバタ、菊の10種類。
平安時代に堀川天皇が皇后の病気平癒を薬師如来に祈り
回復した皇后が感謝の気持ちを込めて十種十二鉢の花を作り
修二会の法要で薬師三尊像に供えられたのが
今の「花会式」と呼ばれる華やかな法要の始まりとされています。
金堂内陣の造花の彩りも見事ですが、境内に咲く薄墨桜も満開でした。
春爛漫の境内を散策しながら

お昼1時からの日中日没法要のため上堂される練行衆を拝見して



華やかな薬師寺境内を後にしました。
毎回のことですが、春休みの繁忙期に入って、ゆっくり法要を聴聞できずに帰りましたが、また久しぶりに「ナムヤー」のお声明を聴いてみたいと願っています。
お写経をされたお客様より頂戴した券でお食事とお茶をいただきました。どうもありがとうございました。